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【TACの2017年社労士試験合格ライン予想】なぜ択一式の予想合格基準点を45点と発表したのかを推測!

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平成29年度社労士試験を受験したみなさんこんにちは!

もうそろそろ「合格ライン」ネタは飽き飽きしていることでしょうが、今日もその「合格ライン」ネタですので、興味のある方だけお付き合いいただければ幸いです。

 

今日のネタはTACの択一式の予想合格ラインです。

昨日TACのホームページ上で合格ラインが公開されました。

また本日TACから本試験解答解説会の動画がUPされました。

▼第49回本試験解答解説会

第49回本試験解答解説会| 資格の学校TAC[タック]

 

その内容は、ズバリ

択一式45点以上

救済なし

選択式25点以上

救済なし

 

というものでした。

レベルの高いTACのデータですので、択一式の合計点予想は他の資格学校と比較しても少し控え目な(低めの)印象ですが、『45点』で発表されました。

そこで今日はそのTACのデータを少しだけ掘り下げて、なぜ『45点』という予想に至ったのか推測してみます。

「推測」というほどの偉そうなものではなく、いたってシンプルな算数ですが、もしよろしければ暇つぶし程度に読んでみてください。

それではそろそろ始めます。

目次▼

 

 

 

 

合格基準の考え方

まず最初に今日初めてお越しいただいた方のためにも厚労省が発表している「合格基準の考え方」を復習しておきます。

◆総得点(平均点に基づく)

前年度の平均点との差を小数点第1位まで算出し、それを四捨五入し換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする。

 

◆科目基準点(得点分布に基づく)

科目基準点(選択式3点・択一式4点)以上の得点者の割合が全受験者の50%未満である科目を引き下げる。

ただし、引き下げによる基準点を満たしていない者が30%以上いない場合は、原則として引下げは行わない。

 

 

平成28年度の本試験択一式合格基準

総得点:42点

救済:常識・厚年・国年(各3点)

 

 

平成28年度の本試験択一式公開データ

労安 4.8

労災 4.7

雇用 4.7

常識 3.5

健保 3.9

厚年 3.8

国年 3.4

合計 28.8

 

 

平成28年度のTACデータリサーチ択一式平均点

労安 5.7

労災 6.0

雇用 6.2

常識 5.4

健保 5.6

厚年 5.8

国年 4.8

合計 39.4

  

 

平成29年度のTACデータリサーチ択一式平均点

※2061人

労安 6.3

労災 5.9

雇用 6.3

常識 5.6

健保 6.8

厚年 6.1

国年 7.0

合計 44.0

 

TACデータの平成28年度と平成29年度の平均点の差

44.0ー39.4=プラス4.6点

このプラスをそのまま平成28年の合格点42点に単純に加算すると47点となります。

しかし、TACの現時点での合格ライン予想は45点でした。

この2点の差はどこから生じたのか、TACの平均点をもう少し掘り下げて調べてみます。

 

 

TACの平均点を得点率に換算

以下①〜⑧まで順を追って計算していきます。

①平成28年度の平均点39.4点を得点率(100点満点)に換算すると

56.29点

 

②平成29年度の平均点44.0点を得点率(100点満点)に換算すると

62.86点

 

③平成28年度から平成29年度の伸び率は

②62.86点➗①56.29点=1.117倍

 

④昨年の実際の平均点は

28.8点

 

⑤この伸び率を平成28年度の実際の平均点に乗じると

④28.8点✖️③1.117倍=32.2点

 

⑥平成28年と平成29年の差は

⑤32.2点ー④28.8点=3.4点

∴加算する点数は四捨五入して3点

 

⑦平成28年の択一式の合格基準点は

42点

 

⑧平成28年の合格基準点から平成29年の合格ラインを予測すると

⑦42点+⑥3点=45点

 

奇しくもTACの発表した45点と一致するのです。

もし例年以上にTACと実際の平均点の乖離が大きければ、45点以下も有り得なくはないのです。

資格学校の採点サービス平均点は相対的に難易度が高い年は低めに、難易度が低い年は高めに出ると言われています。

言い換えると、実際の平均点との乖離は難易度が低い年の方が大きくなるということになります。

そうなると、難易度が低いと言われている今年は、難易度が高かった昨年の基準に当てはめて計算した予想より低くなる可能性が少なからずあるということです。

 

 

 

単なる気休めにしかなりませんが、以上が【TACの2017年社労士試験合格ライン予想】なぜ択一式の予想合格基準点を45点と発表したのかを推測!でした。

もちろんこの通りTACが計算しているかどうかは不明ですが、ひとつの推論として説得力はなくはないのではないでしょうか。

当ブログは本試験直後に43点本命(44点か45点)と打ち出しています。

このTACやユーキャンの平均点を見て多少自信は揺らいでいますが、まだ現時点ではこのまま修正せずにいきたいと思います。

43点、44点の方もすでに賽は投げられていますので、この辛い時期をなんとか乗り越えてください。

社労士試験は蓋が開くまで何が起こるかわかりません。(そもそも昨年の42点も結構意外な結果でした!)

みなさんの合格を心よりお祈り申し上げます。

 

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