社労士試験に合格するためには細かい数字の暗記が必要です。
社労士試験で数字を問われる出題は4割を超えていると言われています。
特に選択式はその傾向が顕著で、2014においては5割に達しそうな勢いでした。
TACの2014解答速報を見ていただければ一目瞭然ですよね。
最低限暗記すべき数字を暗記しておかないと、とうてい合格は不可能だと言わざるをえません。
ただこの暗記すべき数字を早い段階で完璧に暗記するか、
後回しにするかと聞かれれば、
自分のことを振り返って後回しにして大丈夫だと感じます。
この時期数字を暗記していないとミニテストや実力テスト等の答練や問題集は解けないと思います。
でも答練や問題集で間違えながら覚えていく数字もありますし、
今この段階で暗記しても本試験まで維持していくのは相当の労力を必要とします。
細かい数字はどんどん忘れていきます。
維持していくためには何度でも繰り返し覚え直さなければなりません。
細かい数字を暗記することに時間をかけすぎて、
重要な基本的事項を理解する時間を割けないとなると合格レベルに達することは難しいと思います。
今この段階で必要なのは、
直前期どの数字を詰め込むかを見極めてチョイスして、
一覧にして整理しておくことです。
さらにゴロ合わせを併記しておけば効果的に暗記できると思います。
(因みに大原の金沢先生のゴロ合わせは間違いなく業界随一だと思います。)
私は以前も紹介しましたが、
京大式ノートに暗記すべき数字をどんどん書き込み、
直前期にそれを厳選して絞り込み、
模試前日とか、本試験3日前とか試験日当日とか試験会場でギリギリまで詰め込みました。
初学の段階では暗記すべきか、暗記すべきでないかの判断が明確にできませんでしたので、
私はとにかく大事そうな数字を京大式カードに書き込んでおき、
直前期に必要でないものは除外するという手法を取りました。
カード式であればこういった取捨選別する手法をスムーズに進めることができるのでとても便利です。
2014の選択式の社保常識や健保で出題された数字は、
まさに本試験当日に目を通したところからの出題で、
「マジで?」と思いながらマークしたことを鮮烈に覚えています。
本当にラッキーでした。
(画像の内容は2014本試験当時のものですのでご理解ください。)
先述したとおり、
答練等の問題演習を解きながら自然に数字を暗記していくことがベストだと思います。
でもそれだけでは合格レベルを網羅することは不可能だと断言できます。
ただそれでも社労士試験においての数字の暗記は直前期まで後回しにすることをオススメします。
言い換えれば、
答練等をしっかりこなしておけば、
直前期に詰め込むべき数字はそれほど多くないということです。
(このことは社労士試験が数字をストレートに問われる記述式ではなく選択式であるということも影響していると思います。)
特に初学者の方は現時点では重要な基礎項目を理解することに集中し、
数字が暗記できない、数字の記憶を維持できないということに必要以上に不安になることはないと思います。
今日は自らの経験から、
社労士試験勉強の数字の暗記は直前期で間に合うのではないかと感じているというお話でした。