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【2019行政書士試験は難化!令和最初の記述式採点は甘辛どっち?】難易度に関する講評・コメント掻き集め!

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◉注目!この記事で令和最初の行政書士試験のすべてがわかる!

www.hikarujinzai.com

 

令和最初の行政書士試験を受験したみなさんこんにちは!

自己採点の結果はいかがですか?

ガッツポーズで合格確実ですか?

残念ながら不合格確定ですか?

それともボーダーライン上ですか? 

理論的なステータスをグループ分けすると以下3パターンになります。

  • 合格確実の方(記述式以外で180点以上)
  • 不合格確定の方(記述式以外で120点未満)
  • ボーダーライン上の方(記述以外で120点以上180点未満) 

 

行政書士試験の合格点は300点満点の180点以上です。

そこでその配点を大きく分けると300点満点のうち、

  • 記述式:60点
  • 記述式以外(マークシート):240点

となります。

 

・この記述式以外で240点満点中180点GETできればその時点で合格確定です。

・逆に240点満点中120点未満しか取れていないとこの時点で不合格確定です。

・残りの120点以上180点未満の得点だった方が理論的に合格の可能性がある「ボーダーライン」上と言えます。

 

ただ記述式で60点満点GETするのは至難の業ですので、一般的には140~150点程度以上の方がボーダーライン上にいると思われ、この層が合格発表まで記述式で何点得点できたか悶々と右往左往することになります。

もちろん60点満点も可能性としてはゼロではありませんので手応えバッチリの方は諦めないでください。

 

因みに私は2回受験して、1回目が150点前後で不合格、2回目が160点前後で合格でしたので試験後から合格発表までの(記述式採点待ちの)心境が痛いほどよくわかります。

 

記述式問題は言うまでもなく機械ではなく人間が採点します。(いつの日かはAIがキーワードを読み取るようになるのかもしれませんが...)

 

一般的にはキーワードに配点が振られていると言われていますが、そう簡単にいくはずもなく、文脈やニュアンス、誤字・脱字、字のうまい下手など、採点者のさじ加減や試験センター(行政)の思惑が多かれ少なかれ影響せざるをえないことが例年囁かれています。

 

またある程度合格率を調整する(平準化する)ために、記述式以外の平均点が高ければ記述式の採点を辛くし、記述式以外の平均点が低ければ(難易度が高ければ)、採点を甘くするといった傾向も過去明らかに現れています。

 

いわゆる記述式の採点が合格率の調整弁に使われている可能性があるということです。(採点を甘くしたり辛くしたりする。)

 

このようなことから、記述式以外で180点得点することが受験者にとっての第一目標となるわけですが、なかなかそうは問屋が卸さないのが現実です。

今年もおそらくボーダーライン上でドキドキしている方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために、記述式の採点を左右すると言われている、記述式以外の問題の難易度について、各スクールや講師陣等の難易度に関する講評をまとめていきます。

「難しい=記述の採点が甘くなる」

「易しい=記述の採点が辛くなる=鬼採点」

※鬼採点:記述式の悪魔のように厳しい採点のこと

さあ今年の行政書士試験は難しかったのでしょうか?易しかったのでしょうか?

一緒に見ていきましょう 。

※難易度に関するコメントがリリースされたものから追加していきます。

 

 

◉横溝講師

基礎法学・・・標準的

憲法・・・やや難しい

行政法総論・・・標準的。問題10はやや難しい

行政手続法・・・標準的。

行政不服審査法・・・やや難しい

行政事件訴訟法・・・易しい。問題18はやや難しい。

国家賠償法・・・問題20はやや難しい。問題21は易しい。

地方自治法・・・標準的。ただし問題24はやや細かい知識を聞く問題。

総合・・・問題25は標準的。問題26はやや難しい。

民法・・・問題27は易しい。問題28は標準的。問題29はやや難しい。問題30は標準的。問題31はやや難しい。問題32、33は標準的。問題34は、やや難しい。問題35は標準的。

商法会社法・・・問題38はやや難しい。その他は標準的。

多肢選択式・・・問題41は難しい。問題42.43は標準的。12個の空欄で9個埋まれば十分だったと思います。

記述・・・問題46はやや難しい。一方問題44は予想通りで標準的。問題45も標準的。

一般知識・・・問題47はやや難しい。問題48は易しい。問題49は実質行政手続法の問題。易しい。

問題50は予想通り。標準的。

問題51はやや難しい。

問題52は予想通り。易しい。

問題53はやや難しい。

問題54は易しい。

問題55は標準的。

問題56、57は易しい。

問題58から60は標準的。

 

※動画より

全体の傾向 

法令科目の難易度はやや上がった

憲法・行政法がやや上がった

一般知識は勉強していればできるレベル


2019行政書士本試験講評(横溝講師)

 

 

◉野畑講師 

憲法・基礎法学・・・昨年よりやや難

行政法・・・昨年並もしくはやや難

民法・・・昨年よりやや易

商法・会社法・・・昨年並

多肢選択・・・昨年並

記述・・・昨年並

一般知識・・・昨年より易

 

 

◉TAC

基礎法学-難

憲法-難

行政法-やや難

民法-難

商法-やや易

多肢-易

記述-普通

一般知識-易

といったとことでしょうか。

全体をならしてみた場合、憲法・行政 法の難化が影響して、例年よりもやや難しいレベルといえます。

 

 

◉辰巳法律研究所

法令択一式 かなり難しかった

多肢選択式 かなり健闘している

一般知識 平均して9問くらい取れている

行政法が伸びていない

民法は(難と易)二極化している

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『2019年度本試験ワンポイント解説講義(択一式・記述式)』 (山田斉明先生) [行政書士]

 

 

◉伊藤塾

難しかった…

解き辛かった…

基礎法学 難しい

憲法 やや難しい

行政法 やや易しい

行政手続法 易しい

行政不服審査法 普通

行政事件訴訟法 普通

国家補償 易しい

地方自治法 易しい

民法 易しくはない

商法(会社法) 解きやすい

多肢41問 難しい 

多肢42・43問 易しい

記述44問 難しい 

記述45問 易しい

記述46問 難しい

一般知識 はっきり易しいものがあるので合否判定基準はクリアできる

※問28 は疑義あり


2019年度行政書士試験 総評

 

 

◉クレアール

全体 昨年度よりやや難しい

基礎法学 奇をてらった問題はない

憲法 比較的点を稼ぎやすい

行政法 例年通り 点は稼げる

民法 時間はかかるがそれほど難しくはない

商法(会社法) やや難しい

問題41 半分くらい埋めてほしい 

問題42 点は稼ぎやすい

問題43 点は稼ぎやすい

問題44 まとめるのに苦労する

問題45 点は稼ぎやすい

問題46 点は稼ぎやすい

一般知識 個人情報保護法は1問しかなかった

文章理解 3問のうち2問は取りたい 


令和元年度 行政書士試験講評

 

 

◉フォーサイト

基礎法学 例年通り、1問目はトリッキー

憲法 難しかった

行政法 妥当な問題が多かった、例年通り

民法 難しかった

商法 比較的取り易かった

多肢選択式 例年より平易だった

記述式 少し難しかった、行政法は難しい、民法はなんとか得点できたのではないか

一般知識 難しかった

合格率 10%くらい

 

※講評

『法令科目については、まず、択一式については、昨年よりも難しい印象でした。

条文知識や判例をきちんと学習しておけば、対処は可能ですが、それでも精神的に疲れた方も多かったのではないかと思います。

次に、多肢選択式は比較的易しい印象です。下敷きとなっている事案を知らなくても、現場で丁寧に文章を読むことで、基本的な知識で対処できるものも多いと思います。

最後に、記述式については、昨年よりも難しい印象でした。

また、一般知識分野では、前記のように出題傾向に変化が見られました。今後も、この傾向が続くのかは注視していきたいと思います。』


【ライブ速報】令和元年度 行政書士試験講評 19:00~19:30 予定

 

 

◉アガルート

基礎法学 難しい

憲法 比較的解きやすい

民法 半分くらい取れれば良い

行政法 15問以上狙える

商法会社法 例年より易しい

多肢選択 比較的取り組みやすい 8〜10個

一般知識 全般的に取り組みやすい 6問プラス1〜2問

まとめ 記述式で合否が分かれる


令和元年度 行政書士試験 本試験分析対談③ 豊村慶太講師×林裕太講師|アガルートアカデミー行政書士試験

 

 

◉LEC

全体的な印象 昨年に比べて易しかった

民法 少し歯応えがある

行政法 基本的な学習で十分対応できる

合格率上がる

記述の採点は辛くなる


【LEC行政書士】令和元年度行政書士本試験講評

 

 

◉ユーキャン

難易度速報

全体の難易度 普通

行政法 やや難しい

民法 普通

憲法 難しい

商法 普通

一般 普通(6問は取れる)

※記述式

問題44 難しい

問題45 普通

問題46 難しい


「令和元年度行政書士試験難易度速報」(ユーキャン行政書士講座)

 

◉資格の大原 

基礎法学 普通

憲法 難

行政法 普通

民法 難

商法・会社法 普通

多肢選択式 普通

記述式 難

政治・経済・社会 難

情報通信・個人情報保護 難

文書理解 普通


2019行政書士試験分析速報

 

◉東京法経学院

全体的な感想 かなり難しくなっている

法令科目 難しくなっている、記述で得点できないと厳しい

基礎法学 1問取れればいい 

憲法 厳しい、ムズイ、クセがある、2〜3問取れればいい

行政法 難しい、ケアレスミス多くなりそう 

民法 それほどでもない   

商法会社法 テーマ自体は難しくないが絞りきれない

多肢選択式 結構稼げたかも

41 3つくらい埋まるかも

42 間違ってはいけない

43 間違ってはいけない

記述式 全部なんとなく書ける

一般知識 そんな難しくない

多肢選択・記述・一般知識で得点できる

 

※全体講評

平成30年度行政書士試験の合格率が10%を超えたため,令和元年度の行政書士試験の難化が予想されていましたが,法令等科目については,その予想がまさに的中し,例年(=試験内容が現行のもの同じものとなった平成18年度行政書士試験以降のもの) と比較すると,かなり難しい問題が多いように感じました。特に,民法は,難易度の高い問題が多く,日頃の学習成果を発揮することができないように思えました。また,一般知識等についても,専門的な事柄を尋ねる問題や実務的な問題が出題され,受験生の中には,戸惑われた方がいたかもしれません。このような問題において,比較的解きやすい問題を取りこぼさず,また,記述式問題の全ての問題に答えられた方(完答はできなくとも,各問題から10点程度ずつ得点することができた方) が合格の栄冠を勝ち取られるのではないでしょうか。


令和元年度 行政書士試験 講評|東京法経学院|寺本康之 専任講師

 

 

いかがだったでしょうか。

以上が【記述式の鬼採点くるのか...さて令和最初は甘辛どっち?】2019年行政書士試験の難易度に関する講評からジャッジする!でした。

各講師・スクールの講評をざっくりまとめると以下の通りです。

 

横溝講師:法令科目がやや難しく、難易度はやや上がった

野畑講師:昨年より若干難化

TAC:例年よりもやや難しいレベル

辰巳法律研究所:法令は難しい、一般知識は易しい

伊藤塾:難しかった、解き辛かった

クレアール:昨年度よりやや難しい

フォーサイト:昨年よりも難しい

アガルート:ヤマが当たった、例年並み

LEC:易しかった

ユーキャン:普通

資格の大原:科目別の難易度は「普通」か「難」

東京法経学院:例年と比較するとかなり難しい問題が多い

 

全体的な印象としてはLEC以外は難易度は昨年よりやや上がったのではないかといった講評になりました。

ただ一般知識は易化若しくは良問化傾向で、足切りは何とか回避できそうなレベルという見方が多そうです。

今後はTACやLECの解答サービス平均点等も出てきますので、そちらもチェックしてまた難易度を予想していきたいと思っています。

その上で難化が確実となり、記述式が甘々採点になってくれればラッキーですね。

これからも難易度に関する情報がありましたら順次アップしていきますので、引き続きチェックのほどお願いいたします。

 

 

 

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