社労士試験を受験したみなさんこんにちは!
いかがお過ごしですか?
それにしても永田町界隈はすごいことになっていますね。
中でも「民進党」の右往左往というか、ブレブレは見ていて笑えてしまいます。
本人たちは大真面目というか死活問題なのでしょうが、「当選ファースト」というタイトルがぴったりのドタバタ劇(もうこれはコントですね…)を見せられているようです。
自分たちの当選のことしか考えず、今まで主張してきた政治信条はそっちのけで、現段階では中身が空っぽと言われても仕方のない人気だけの「希望の党」に大挙してなだれ込もうとしています。
さらに公認を受けるためには鉄火場で片肌を脱いでいる方が似合いそうな勝負師・小池百合子のジャッジを受けなければならないなんて中々悲惨ですね、同情します。
「細野さんの股の下をくぐるつもりはない」と言ったナマズもいますが、公認希望の先生方は地元の支援者に顔向けできるのでしょうか?
「排除しないのではなくて排除する」なんてその辺のしがらみ政治家ではなかなか言えるセリフではありませんよね。
小池さんの大博打に目が離せません。
前置きはこれくらいにして、そろそろ肝心の社労士試験にお話しに入ります。
政治家の先生方がいくらブレブレにブレても、社労士試験という鉄火場には決してブレそうもないものがあります。
それは泣く子も黙る「合格基準の考え方」です。
そのことを念頭に入れつつ、昨日入手した資格の大原の最終集計結果を基に、今年の択一式の合格ラインを懲りもせず占ってみます。
前回のこの記事の最後で少し触れたのですが、スクールと受験者全体のレベル差に注目して検証してみます。
もしよろしければ参考にしてみてください。
今回の資格の大原の郵送資料に択一式の平均点が平成20年以降まとめられていましたので、その平成20年を起点として、まず昨対の点差と%差を出してみます。
その最小値と最大値から今年の択一式の合格点のレンジを算定してみます。
◎平成20年
- 大原平均点 45.5
- 合格点 48
◎平成21年
- 大原平均点 44.1(昨対マイナス1.4点・昨対比96.9%)
- 合格点 44(昨対マイナス4点・昨対比91.7%)
- 大原と全体のレベル差(点差2.6点・%差5.2%)
◎平成22年
- 大原平均点 46.0(昨対プラス1.9点・昨対比104.3%)
- 合格点 48(昨対プラス4点・昨対比109.1%)
- 大原と全体のレベル差(点差2.1点・%差4.8%)
◎平成23年
- 大原平均点 44.4(昨対マイナス1.6点・昨対比96.5%)
- 合格点 46(昨対マイナス2点・昨対比95.8%)
- 大原と全体のレベル差(点差0.4点・%差0.7%)
◎平成24年
- 大原平均点 45.1(昨対プラス0.7点・昨対比101.6%)
- 合格点 46(昨対±0点・昨対比100%)
- 大原と全体のレベル差(点差0.7点・%差1.6%)
◎平成25年
- 大原平均点 43.8(昨対マイナス1.3点・昨対比97.1%)
- 合格点 46(昨対±0点・昨対比100%)
- 大原と全体のレベル差(点差1.3点・%差2.9%)
◎平成26年
- 大原平均点 44.8(昨対プラス1.0点・昨対比102.2%)
- 合格点 45(昨対マイナス1点・昨対比91.7%)
- 大原と全体のレベル差(逆転現象:大原⬆︎で本試験⬇︎のため除外)
◎平成27年
- 大原平均点 41.0(昨対マイナス3.8点・昨対比91.5%)
- 合格点 45(昨対±0点・昨対比100%)
- 大原と全体のレベル差(点差3.8点・%差8.5%)
◎平成28年
- 大原平均点 39.9(昨対マイナス1.1点・昨対比97.3%)
- 合格点 42(昨対マイナス3点・昨対比93.3%)
- 大原と全体のレベル差(点差1.9点・%差4.0%)
◆大原と本試験の乖離
(点差)最小値0.4点〜最大値3.8点
(%差)最小値0.7% 〜最大値8.5%
◎平成29年
大原平均点 43.2点
(点差)
- 平均点43.2点は昨対プラス3.3点
- 最小0.4点=プラス3.4点⇨昨年の合格点42点+3.4点=45.4点
- 最大3.8点=プラス7.1点⇨昨年の合格点42点+7.1点=49.1点
(%差)
- 平均点43.2点は昨対108.3%
- 最小0.7%=109.0%⇨昨年の合格点42点の109.0%=45.8点
- 最大8.5%=116.8%⇨昨年の合格点42点の116.8%=49.1点
∴ 大原の過去8年の平均点昨対値から今年の択一式の合格基準点を計算すると45点〜49点となります。
大原の登録者と全体の受験者のレベル差が・・・
- 最も近かった年度が平成23年(合格率7.2%)
- 最も遠かった年度は平成27年(合格率2.6%:過去最低)
- 逆転した年度は平成26年(合格率9.3%:過去最高)
でした。
ちなみに平成23年は選択式の救済が5科目も入った年です。
ここからは私の推測ですが、択一式合格ラインもあまり上げず、合格率をなんとか7%台にもっていきたいといった意思が見え隠れします。
平成27年度は「合格基準の考え方」が厳格に適用され始めたと見られている年度です。
翌年の平成28年度は少しレベル差が縮まっていますので、26⇨27が鉄のルール適用のドラステックな変更で、27⇨28から鉄の掟を適用した平常運転スタートと仮定すれば、平常運転の続く今年は昨年並み以下のレベル差で落ち着くような気がします。
(そうなると47点以下決着の可能性高い!)
また平成26年度は平成25年度の当時過去最低となった低い合格率の反動で合格率が過去最高になった年度です。
常識的には全体のレベルが大原登録者のレベルを超えるということは考え辛いので、「合格基準の考え方」(択一と選択は無関係、総得点と補正は無関係)が厳格に適用されたかどうかには甚だ疑問符がついてしまいます。
(裁量があったのではないか?)
これが平成25年以降混迷を極めた社労士試験の実態です。
厚労省が明確に基準を公表した以上、何らかの大義名分でもない限り平成26年度のような逆転現象は起こらない(ブレない)とは思いますが、何でもありの社労士試験ですので最後まで諦めずに合格発表日を待ってみるの悪くないのではないでしょうか?
ブレブレの民進党のように、今年の合格基準が良い方に(下がる方に)ブレることを祈念して今日の記事を締めくくらせていただきます。
次回はこの大原の最終集計から選択式救済の可能性を検証しますので、もしよろしければまたお越しいただければ幸いです。
最後におふざけを一言、どうせブレるのならトップ画像の石破さんも小池新党に合流して総理の座を目指してみたらいかがでしょうか?
なんでもありの社労士試験のように…
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