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【労一・健保は「一線を越えた」のか?】2017社労士試験・選択式の救済科目と資格スクールの得点分布

何もかも変わるとしても

社労士試験受験生のみなさんこんにちは!

本試験から3週間が経過し、みなさんにも日常の生活が戻りつつあるのではないでしょうか?

一方で、「いやいやとんでもない、合格基準が気になって気になって地獄のような日々です。飯がまずい毎日を送っています。」

という方もおそらくいらっしゃることでしょう。

 

「飯がまずい毎日」を送っている方は他にもいらっしゃいますよね。

みなさんもお察しの通り、政界・芸能界を震撼させている不倫騒動の渦中の方々です。

文春砲のベッキーから始まったこの不倫騒動、なかなか凄いものがありますよね。

最近でいうと、今井絵理子参院議員あたりから始まって雨上がりの宮迫さん、山尾志桜里衆院議員、斉藤由貴さんと「一線を越えたかどうか」に注目が集まっています。

斉藤由貴さんは不倫を認めたとのことですが、ほとんどの方は宮迫さん曰く「オフホワイト」のようです。

まあ社労士試験受験生のみなさんにはそんな不倫騒動どーでもいいことでしょうが、今のみなさんにとっては「選択式の救済科目」についてはどーでもよくないことなのではないでしょうか?

全くもっていつものようにどーでもいい書き出しになってしまいましたが、今日はその「選択式の救済科目」について少しだけ触れてみます。

 

近年厚労省から「合格基準の考え方」が公表されて以来、選択式の得点分布というデータが非常に重要なものとなってきました。

私の観測範囲において、その選択式の得点分布(合否診断・採点サービス)を公開しているのは、TAC、クレアール、資格の大原、i.d.e.社労士塾です。

その4校の選択式得点分布のデータを使って、救済が行われるかどうかの「一線」を探ってみます。

昨年は、「労一」と「健保」が救済され、「雇用」と「厚年」がギリギリ救済されませんでした。

特に「雇用」は資格スクールのデータ上はほぼ「健保」を上回っていて、救済が予想されていましたが惜しくも救済されませんでした。

出題形式や科目間で差異は当然出ますが、折角ですのでこのギリギリ救済されなかった「雇用」のデータを救済されるかどうかの「一線(境界線)」と想定して、今年のデータをふるいにかけてみます。

昨年の「健保」のような一発大逆転もあるので確度はあまり自信がありませんが、参考程度にお読みいただければ私も少し気が楽です。

それでは「合格基準の考え方」からおさらいしておきましょう。

目次▼

 

 

 

合格基準の考え方

◆総得点(平均点に基づく)

前年度の平均点との差を小数点第1位まで算出し、それを四捨五入し換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下げする。

 

◆科目基準点(得点分布に基づく)

科目基準点(選択式3点・択一式4点)以上の得点者の割合が全受験者の50%未満である科目を引き下げる。

ただし、引き下げによる基準点を満たしていない者が30%以上いない場合は、原則として引下げは行わない。

 

 

平成28年度 本試験「選択式」得点分布

・雇用<救済なし>

(平均点)2.21(1点以下)28.3%(2点以下)61.9% 

・労一<2点救済>

(平均点)1.84(1点以下)37.0%(2点以下)75.6%

・健保<2点救済>

(平均点)1.91(1点以下)48.4%(2点以下)62.5%

・厚年<救済なし>

(平均点)2.28(1点以下)29.7%(2点以下)56.2%

 

 

平成28年度 TAC「選択式」得点分布

・雇用

(平均点)2.8(1点以下)13%(2点以下)40%

・労一

(平均点)2.1(1点以下)26%(2点以下)67%

・健保

(平均点)3.3(1点以下)14%(2点以下)22%

・厚年

(平均点)3.2(1点以下)8%(2点以下)25%

 

 

平成28年度 クレアール「選択式」得点分布

・雇用

(平均点)2.9(1点以下)12.0%(2点以下)34.5%

・労一

(平均点)2.3(1点以下)18.6%(2点以下)62.2%

・健保

(平均点)3.4(1点以下)11.3%(2点以下)19.3%

・厚年

(平均点)3.5(1点以下)7.2%(2点以下)17.4%

 

 

平成28年度 資格の大原「選択式」得点分布

・雇用

(平均点)(1点以下)15%(2点以下)38%

・労一

(平均点)(1点以下)30%(2点以下)67%

・健保

(平均点)(1点以下)15%(2点以下)24%

・厚年

(平均点)(1点以下)12%(2点以下)28%

 

 

平成28年度 i.d.e.社労士塾「選択式」得点分布

・雇用 

(平均点)2.78(1点以下)14%(2点以下)38%

・労一

(平均点)2.08(1点以下)27%(2点以下)64%

・健保

(平均点)3.10(1点以下)15%(2点以下)28%

・厚年

(平均点)3.47(1点以下)7%(2点以下)22%

 

 

平成28年度 選択式救済されるかどうかの一線

どうすれば「雇用」「厚年」を救済の該当からオミットし、「労一」「健保」を残せるかの視点で、救済された科目の数値で一線を引いてみました。

ただそうすると昨年ほとんど注目されていなかったが救済された「健保」が全ての項目で一線を越えられないケースが出てしまいます。

そこは目を瞑って、どれかひとつの項目でも一線を越えていれば救済の可能性はなくはない程度と捉えてみてください。

 

◎TACの一線

(平均点)2.8未満(1点以下)14%超(2点以下)40%超 

雇用 ✖️✖️✖️

労一 ⭕️⭕️⭕️

健保 ✖️⭕️✖️

厚年 ✖️✖️✖️

 

◎クレアールの一線

(平均点)2.9未満(1点以下)12.0%超(2点以下)34.5%超

雇用 ✖️✖️✖️

労一 ⭕️⭕️⭕️

健保 ✖️✖️✖️

厚年 ✖️✖️✖️

 

◎資格の大原の一線

(平均点)ー(1点以下)15%超(2点以下)38%超

雇用 ー✖️✖️

労一 ー⭕️⭕️

健保 ー✖️✖️

厚年 ー✖️✖️

 

◎i.d.e.社労士塾 の一線

(平均点)2.78未満(1点以下)14%超(2点以下)38%超

雇用 ✖️✖️✖️

労一 ⭕️⭕️⭕️

健保 ✖️⭕️✖️

厚年 ✖️✖️✖️

 

 

平成29年度 TAC「選択式」得点分布 

・労一

(平均点)2.9(1点以下)9.2%(2点以下)33.1%

・健保

(平均点)2.7(1点以下)9.3%(2点以下)46.2%

・一線を越えたか?

労一 ✖️✖️✖️

健保 ⭕️✖️⭕️

 

 

平成29年度 クレアール「選択式」得点分布 

・労一

(平均点)2.7(1点以下)12.8%(2点以下)42.4%

・健保

(平均点)2.6(1点以下)11.2%(2点以下)46.3%

・一線を越えたか?

労一 ⭕️⭕️⭕️

健保 ⭕️✖️⭕️

 

 

平成29年度 資格の大原「選択式」得点分布

・労一

(平均点)ー(1点以下)14%(2点以下)44%

・健保

(平均点)ー(1点以下)16%(2点以下)50%

・一線を越えたか?

労一 ー✖️⭕️

健保 ー⭕️⭕️

 

 

平成29年度 i.d.e.社労士塾「選択式」得点分布 

・労一

(平均点)2.69(1点以下)15%(2点以下)42%

・健保

(平均点)2.43(1点以下)17%(2点以下)56%

・一線を越えたか?

労一 ⭕️⭕️⭕️

健保 ⭕️⭕️⭕️

 

 

 

いかがだったでしょうか?

以上【労一・健保は「一線を越えた」のか?】2017社労士試験・選択式の救済科目と資格スクールの得点分布でした。

もちろん問題の質や科目の特性によっても異なりますので一概には言えませが、昨年ギリギリ救済されなかった「雇用」のデータを無駄にしないためにも、ちょっと荒いですが強引に「一線」を引いてみました。

不倫騒動の「一線」は「オフホワイト」でも、社労士試験の「一線」は11月10日に確実に明らかになります。

不倫騒動は一線を越えてしまうと大問題になってしまうのでしょうが、「労一」「健保」には勢いよく一線を越えて欲しいものです。

勝負は昨年の「雇用」「厚年」がそうだったように「1点以下割合30%以上」です。

今から2017年度本試験データの「労一」「健保」1点以下割合が30%以上になっていることを願って止みません。

微力ですがみなさんの合格を心よりお祈りしております。

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