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【平成29年度社労士試験のハイライトは択一式】TAC・ユーキャン・本試験公開データと合格ラインの相関は?

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2017年度社会保険労務士試験を受験したみなさん、いかがお過ごしですか?

各資格学校の模範解答も出揃い、自己採点も完了し、あとは合格ラインの予想だけといった感じではないでしょうか?

今年は選択式の補正については「労一」と「健保」ですんなり決まりそうですので、ハイライトは択一式の合格ライン(合格基準)ではないでしょうか?

近年、社労士試験の合格基準については下記の通り公表されています。

 社会保険労務士試験の合格基準の考え方について

 

合格基準点については、各年度毎の試験問題に難易度の差が生じることから、試験の 水準を一定に保つため、各年度において、総得点及び各科目の平均点及び得点分布等の試験 結果を総合的に勘案して補正を行うものとする。

 

(1) 総得点の補正

①選択式試験、択一式試験それぞれの総得点について、前年度の平均点との差を少数第 1位まで算出し、それを四捨五入し換算した点数に応じて前年度の合格基準点を上げ下 げする(例えば、差が△1.4点なら1点下げ、+1.6点なら2点上げる。)。 ※ 前年の平均点との差により合格基準点の上下を行うが、前年に下記3の補正があった場合は、3の補正が行われなかった直近の年度の平均点も考慮する。

②上記①の補正により、合格基準点を上下させた際、四捨五入によって切り捨て又は繰 り入れされた小数点第1位以下の端数については、平成13年度以降、累計し、±1点以上となった場合は、合格基準点に反映させる。ただし、これにより例年の合格率(平成12年度以後の平均合格率)との乖離が反映前よりも大きくなった場合は、この限りではない。

③下記(2)の各科目の最低点引き下げを2科目以上行ったことにより、例年の合格率と 比べ高くなるとき(概ね10%を目安)は、試験の水準維持を考慮し合格基準点を1点足し上げる。

 

(2) 科目最低点の補正

各科目の合格基準点(選択式3点、択一式4点)以上の受験者の占める割合が5割に満たない場合は、合格基準点を引き下げ補正する。

ただし、次の場合は、試験の水準維持を考慮し、原則として引き下げを行わないことと する。

・ 引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合

・引き下げ補正した合格基準点が、選択式で0点、択一式で2点以下となる場合

 

そこで今日は平成29年度社労士試験(択一式)合格ラインを、平成28年度の資格学校の採点サービス公開データと実際の合格ラインとの相関に基づいて検証してみます。 

鍵を握るのは「実際の択一式の総得点の平均点」ですが、一般的に実際の平均点と資格学校の採点サービスによる平均点とには乖離が生じます。

無論、実際の平均点の方が確実に低くなります。

それはボーダーライン上(合格の可能性のある人)が採点サービスを利用し、全く勉強していない人(合格の可能性が限りなくゼロに近い人)は採点サービスを利用しない為です。

全く勉強していない人(記念受験組等)は案外多くいると見られています。

一説によると約半数がこのいわゆる無勉組と言われているほどです。

 

この資格学校の平均点と、実際の平均点の乖離(平成28年度分)を各資格学校ごとに、「点数の差」と「倍率」という2つの係数を用いて、平成29年度の仮想平均点を機械的に算出します。

さらにその仮想平均点を基礎に、上記の合格基準に当て嵌め、平成29年度の択一式合格ラインを予想してみます。

各資格学校の平均点が公開されているものから順次やってみます。

平均点が更新された場合は、予想も更新していく予定ですが、試験直後から徐々に資格学校の平均点は下がっていく傾向にありますので、一番最初にUPしたときがおそらく一番高い予想点となると思います。

また試験の難易度が低ければ、資格学校組の平均点は上がるが、無勉組はあまり変わらない(低いまま)という傾向がありますので、平均点が前年比で上昇トレンドにある場合は、前年より乖離幅が大きくなることが予想されます。

今年はこのケースですので、実際の合格ラインは算出された仮想合格点を1~2点マイナスして考えても宜しいのではないでしょうか。

それではそろそろ始めます。

目次▼

 

 

 

 

【1】平成28年度の択一式合格ライン

合計:42点

救済:常識、厚年、国年 3点

 

【2】平成28年度の択一式本試験公開データ

労安 4.8

労災 4.7

雇用 4.7

常識 3.5

健保 3.9

厚年 3.8

国年 3.4

合計 28.8

 

【3】平成28年度のTACデータリサーチ択一式平均点

労安 5.7

労災 6.0

雇用 6.2

常識 5.4

健保 5.6

厚年 5.8

国年 4.8

合計 39.4

 

【4】平成28年度のLEC無料成績診断択一式平均点

※当ブログの最終確認値ですのでご理解ください。

労安 5.7

労災 5.9

雇用 6.0

常識 5.3

健保 5.5

厚年 5.6

国年 4.7

合計 38.8

 

【5】平成28年度のクレアール「合否診断。」択一式平均点

労安 5.6

労災 6.0

雇用 6.0

常識 5.6

健保 5.8

厚年 6.1

国年 5.2

合計 40.2

 

【6】平成28年度のユーキャン無料合否診断サービス択一式平均点

労安 4.89

労災 4.93

雇用 5.45

常識 4.15

健保 4.43

厚年 4.41

国年 3.81

合計 32.0

 

【7】平成28年度の相関

  • 平成27年の合格ライン 45点
  • 平成28年の合格ライン 42点
  • 平成28年の平均点 28.8点(前年比:マイナス2.5点)

◎平成28年のTAC平均点 39.4点

(実際の平均点との差 点数:プラス10.6点・倍率:1.37倍)

 

◎平成28年のLEC平均点 38.8点

(実際の平均点との差 点数:プラス10.0点・倍率:1.35倍)

 

◎平成28年のクレアール平均点 40.2点

(実際の平均点との差 点数:プラス11.4点・倍率:1.40倍)

 

◎平成28年のユーキャン平均点 32.0点

(実際の平均点との差 点数:プラス3.2点・倍率:1.11倍)

 

 

【8】平成29年度のTACデータリサーチ択一式平均点

※2194人

労安 6.3

労災 5.9

雇用 6.4

常識 5.6

健保 6.8

厚年 6.1

国年 7.0

合計 44.1

 

【9】平成29年度のLEC無料成績診断択一式平均点

※721人

労安 6.2

労災 5.9

雇用 6.3

常識 5.5

健保 6.4

厚年 5.9

国年 6.8

合計 43.0

 

【10】平成29年度のクレアール「合否診断。」択一式平均点

※895人

労安 6.2

労災 5.8

雇用 6.1

常識 5.7

健保 6.5

厚年 5.9

国年 6.9

合計 43.2

 

【11】平成29年度のユーキャン無料合否診断サービス択一式

※未公開

労安

労災

雇用

常識

健保

厚年

国年

合計 38.0

 

【12】平成28年度の相関を適合しての平成29年度の予想平均点

◎平成29年のTAC平均点 44.1点

①点数プラス10.6点を適用>>>予想平均点 33.5点

②倍率1.37倍を適用>>>予想平均点 32.0点

 

◎平成29年のLEC平均点 43.0点

③点数プラス10.0点を適用>>>予想平均点 33.0点

④倍率1.35倍を適用>>>予想平均点 31.9点

 

◎平成29年のクレアール平均点 43.2点

⑤点数プラス11.4点を適用>>>予想平均点 31.8点

⑥倍率1.40倍を適用>>>予想平均点 30.9点 

 

◎平成29年のユーキャン平均点 38.0点

⑦点数プラス点を3.2点を適用>>>予想平均点 34.8点

⑧倍率1.11倍を適用>>>予想平均点 34.2点

 

【13】平成29年度の合格ライン予想

※平成28年度の平均点 28.8点 合格ライン 42点

①TAC:33.5点(前年比 プラス4.7点)5点上げ ∴合格ライン 47点

②TAC:32.0点(前年比 プラス3.2点)3点上げ ∴合格ライン 45点

③LEC:33.0点(前年比 プラス4.2点)4点上げ ∴合格ライン 46点

④LEC:31.9点(前年比 プラス3.1点)3点上げ ∴合格ライン 45点

⑤クレ:31.8点(前年比 プラス3.0点)3点上げ ∴合格ライン 45点

⑥クレ:30.9点(前年比 プラス2.1点)2点上げ ∴合格ライン 44点

⑦ユー:34.8点(前年比 プラス6.0点)6点上げ ∴合格ライン 48点

⑧ユー:34.2点(前年比 プラス5.4点)5点上げ ∴合格ライン 47点

 

 

いかがだったでしょうか?

以上が【平成29年度社労士試験のハイライトは択一式】TAC・ユーキャン・本試験公開データと合格ラインの相関は?でした。

冒頭でも少しお話ししましたが、今年は昨年より基準点が上がることはまず間違いなさそうですので、乖離幅が昨年(平成28年度)より開く可能性が高いのではないかと当ブログは見ています。

その事から、平成29年度の択一式の合格ラインは43点~45点をボーダーラインとしておきます。

最も現実の平均点に近いと言われているユーキャンのデータがまだ未公開ですので、これが公開されるとまた変わってくる可能性もありますが、とりあえず

本命43点、対抗44点、押えで45点

を現段階での結論としておきます。

 

ボーダーライン上のみなさんが参考にしていただければ幸いです。

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