今日は浅草の花やしき遊園地に絡めて、米久本店さんで牛鍋を食べてきましたので早速レポートしま~す。
米久本店さんは創業百年の歴史を持つとても美味しい牛鍋屋さんです。
ところでみなさんは牛鍋とすき焼の違いってご存知ですか?
牛鍋とすき焼きの違いが米久本店さんのリーフレットに書かれていましたので参考までにご紹介しておきます。
◆牛鍋とすき焼の違い
関東ではすき焼のことを牛鍋とよび独特のタレ(割下)を作り、江戸っ子の気短さと粋さで手早く召し上がれる庶民的なものでした。関西のすき焼はザラメ、正油などでお好みの味付けをして召し上がります。現在では和牛そのものが高値なので、牛鍋という庶民性より、すき焼という高値なイメージが強いようです。
ざっくり言うと牛鍋とすき焼はあまり違わないようですので、以下はお店に敬意を表し牛鍋で統一させていただきます。
米久本店さんの場所は花やしき遊園地から徒歩1分です。
◆米久への順路
観音様本堂に向かって左側の花やしき前を通り、ひさご通り入口へ至り、これを右へ入って左側です。
お邪魔したのは日曜日だったのですが、事前に電話で予約しようとしたのですが、予約はできませんと断られました。(平日の予約の可否は未確認です。)
名店の風格を感じさせるエントランスです。
暖簾と提灯がそこはかとなく歴史を物語っています。
店に入るとすぐに大きな太鼓が迎えてくれます。
お客さんが来るとお店の方が太鼓をドンドンと鳴らして歓迎してくれます。
この太鼓の音を聞くと徐々にテンションが上がってきます。
朱色が鮮やかな落ち着きのあるテーブル席です。
清潔に保たれていて緊張感すら漂います。
割下とタレを薄めるためのうす割りと下駄箱の札です。
角が丸くなった下駄箱の札がなかなか渋いですね。
こういうテイストにちょっと感動してしまいます。
シンプルな箸袋です。
百年の重みがひしひしと伝わってきます。
おしながき(メニュー)は老舗の風格、牛鍋だけです。
基本的には野菜と玉子がついたセットです。
「上」と「トク」の2種類あります。
「トク」の方が「上」よりサシが入っています。
言い換えると、「上」の方が「トク」より赤身が多いです。
御飯・新香・みそ汁はすべて別注文です。
とりあえず、「上」二人前、「トク」二人前注文しました。
お飲物のメニューです。
今はちょっと訳ありで禁酒中ですのでお酒は飲みませんでしたが、牛鍋を生ビールやお酒と合わせるとまた格別でしょう。
★禁酒について
鍋です。
肉の油と旨味を吸い込みながら丁寧に使い込まれてきたのがパッと見で解ります。
ここに丁寧に肉を一枚一枚並べていきます。
割下です。
いうまでもなく門外不出の逸品です。
ザク(野菜)です。
見るからに新鮮で美味しそうです。
ネギ、焼豆腐、白滝、春菊です。
焼豆腐です。
ネギです。
白滝です。
春菊です。
まずは「上」からです。
これで二人前です。
確か8枚盛られていましたので、一人前4枚づつですね。
これが「トク」です。
サシが「上」より多めとのことですが、パッと見では「上」とあまり見分けがつきません。
でもこれが食べてみると明らかに違います。
最初はお店の方が手際よく調理してくれます。
簡単に手順を実況すると…
「鍋に油身を引き、まずネギを少し入れます。
これに白滝、焼豆腐、牛肉を入れ、割下を少なめに加えます。
あとは鍋をこがさないように丁寧に煮ていきます。」
牛肉が白っぽく変われば食べられます。
煮過ぎは肉もかたくなり、味を損ないますので、鍋の中味を箸の先で軽く動かして調節しながら肉の内部に熱がくまなく行き届くように煮ていきます。
煮上がるそばから食べるのが美味しくいただく唯一無二のコツです。
もうお腹がグーグーなっています。
煮立ったばかりの熱い肉をタイミングよく食べられるように、鍋の中の具材の量と火加減を入念に調節します。
熱々の肉を冷たい溶き卵につけると、肉と卵の旨味が混じり合い、牛鍋ならではの異次元の味をつくりだしてくれます。
鍋をこがすのは最悪ですので注意しましょう。
割下が鍋全体に広がってとても美味しそうです。
この肉の赤身、肉好きの方は本能が疼きませんか?
割下がじんわりと肉に沁み渡っていきます。
少しくらい赤い部分が残っている方が私は好きです。
肉一枚を平らに広げてみました。
その上に割下をジュワッと垂らします。
大きめの肉を目一杯広げてみました。
ああ・・・もう涎がとまりません。
肉一枚で御飯がスッポリと隠れてしまいます。
実に贅沢で美しい牛丼ですね。
「上」をもう一人前追加しました。
かなりお腹いっぱいでしたが、せっかくなので強気にプッシュしてみました。
個人的には赤身の多い「上」のほうが好みです。
悲しいかな、歳のせいでしょうか…
御飯も当然の流れでお替わりしてしまいました。
減量中の身にはちょっとヤバい、これマジでヤバい...
御飯もサイコーに美味しいお米と絶妙の炊き具合です。
日本人に生まれてホント良かった・・・
新香です。
面子は白菜・きゅうり・茄子・たくあんです。
もう驚くべき美味しさですので是非注文していただきたいです。
豆腐の味噌汁です。
これはあってもなくても大勢に影響はありません。
m(_ _)m
この溶き卵を纏ったテカり具合がたまりません。
もうこれはこの世のものとは思えないレベルですね。
牛鍋に溶き卵を付けて食べることを考えた人は間違いなく天才ですね。
焼豆腐は間違いなく牛鍋の脇役MVPです。
丁度良いかたさがたまらんわ~。
ネギが割下を思いっきり吸収して飴色になっています。
シャキシャキ感も絶妙に残しています。
白滝って牛鍋に入れられるために生まれてきたのではないでしょうか。
割下を吸い込んだ味と喉ごしが何とも言えません。
春菊も牛鍋には必要不可欠です。
春菊にしか出せない風味がそこにあります。
これで肉も最後の一切れです。
残り少なくなった溶き卵と一緒に御飯にぶっかけます。
もう言葉では表現できない最高級の美味しさです。
因みにこれで牛丼チェーンの牛丼(並)3~4杯分の金額に相当します。
以上が【文明開化の味!浅草でおすすめの「名代牛鍋」米久本店は百年の老舗】超絶美味しい!!すき焼!スキヤキ!SUKIYAKI!でした。
今日注文したお品は、
牛鍋(上)>2人前 3,160円×2=6,320円
牛鍋(トク)>2人前 3,790円×2=7,580円
追加の肉(上)>1人前 2,520円
御飯>5個 320円×5=1,600円
新香>2個 320円×2=640円
みそ汁>2個 320円×2=640円
サイダー・コーラ>各1本 420円×2=840円
合計 20,140円
実際のお支払いは2万円ちょっとでしたの税・サは込みなのでしょうか。
なかなか明朗会計で好感が持てました。
ちょっと贅沢なディナーですが、大2枚を払う価値は間違いなくあります。
もしよろしければみなさんも浅草にお出かけの際は是非お試しください。
※クレジットカードが使えないのでご注意ください!
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