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2022宅建試験の概況
ここまでの2022年宅建試験の概況をまとめておきます。
各スクール・各講師の合格ライン予想はこんな感じになっています。
例年この一覧表から合格ラインが出ています。
ここを外れることはほぼほぼありません。
また下記の表の通り、合格者数や合格率も最大値と最小値のレンジ内に納まる可能性はかなり高いと思います。
(参考)過去の受験者数と合格者数と合格率と合格点の推移
宅建試験合格ライン予想
私の宅建試験の合格ライン予想の肝は...
「過去のデータを現在のデータに当てはめて復元し、突合する。
その際TACの平均点を重視する。」です。
今日の検証はTACの解答サービス(データリサーチ)平均点を使用します。
もうみなさんご存知でしょうが、例年TAC平均点のプラスマイナス0点かマイナス1〜2点のレンジで合格ラインがほぼ決まっています。
今年のTACの平均点は10月28日の6:30現在34.7点(3122人)でした。
TACはリアルタイムに平均点が変動するのが特徴です。
【TAC】
宅地建物取引士データリサーチ 総合診断
登録人数 2546>2706>2853>2946>3010
>3040>3066>3094>3122
平均点 34.3>34.4>34.5>34.6>34.6
>34.7>34.7>34.7>34.7
ちなみに昨年は下記の通り平均点が変動しました。
34.0点(1927人)>34.3点(2200人)>34.4点(2485人から最終まで)
今年は初動が2546人で「34.3点」その翌日に「34.4点」に上がり、その後徐々に上昇し「34.7点」まで来ています。
このように逓増するパターンは過去あまりないのですが、今後どのような動きをするの興味深いところではあります。
今回の検証は一応昨年同様最低値(34.3点)に0.4点プラスして34.7点を最終の平均点と仮定して行ってみます。
黄金の推定ルールに則ると平均点34.7点を四捨五入して35点となり、33点(マイナス2点)か34点(マイナス1点)か35点(±0点)で決まることとなります。
ここで33点を最低値、34点を中央値、35点を最高値と呼ぶことにして、TACの過去13年のデータを見てみると...
- 最高値で4回
- 最低値で2回
- 中央値で6回
- ハズレ1回
で決まっています。
最も可能性の高い中央値は今年の場合は「34点」となるのですが、昨今受験者のレベルが相当アップしていることは間違いなく、平成29年以降のトレンドとなっている高めの決着「35点」の可能性は否定できないのは事実です。
さらにTAC平均点と実際の合格点の相関を近似曲線で結んでみました。
縦軸が合格点、横軸がTACの平均点です。
横軸の今年の平均点34.7点は縦軸の合格点34点付近を示唆しています。
高めの決着が目立ち始めた平成29年以降の、近似曲線から導出された値と合格ラインの差を計算してみると…
① 差が最も大きかったのが複数正解もあった令和2年の1.7176
② 次に大きかったのが平成29年の0.6386
③ 逆に最も小さかったのが令和元年の0.0736
平成29年以降は近侍曲線から導出された数値より常に高い点数で決着しています。
①から予想される合格ラインは導出値35.514から35〜36点(複数正解あった年ベース)
②から予想される合格ラインは導出値34.435から34〜35点
③から予想される合格ラインは導出値33.87から34点
が有力となります。
渾身の一点予想
以上のことから令和4年の宅建試験の合格ラインは「34点」変更なしでいきます。
プラスマイナス1点、マイナス1点~マイナス2点」のルールからも、近似曲線からも本線は「34点」を示唆しています。
ただ昨今受験生が凄まじくレベルアップしていて、その傾向が見え始めたのが平成29年度。
この年度以降、TAC平均点のプラスマイナス0点で3回も決まっていますし、挙げ句の果てにはこのTACルールを検証し始めてから初の「ハズレ」も出しております。
付け加えて近似曲線から導出された値より全て上の点数で合格ラインは決まっています。
今年この傾向が過去に逆戻りするとはちょっと考え辛いので、「34点」が最有力も「35点」で決まってしまう局面はある程度覚悟しておく必要は多少あるかもしれません。
TACに登録する層のレベルが下がっているのか、TACに登録しない層のレベルが上がっているのかは知る由もありませんが、統計的にはTACデータが指し示しているのは紛れもなく「34点」であることは最後にもう一度念押ししておきます。
いかがだったでしょうか?
以上が【TACデータが導出する2022宅建試験合格ラインは?】本命は34点?35点?33点や36点はあるのか?〜受験生のレベルアップは?でした。
今回も薄口な合格ライン予想に終始してしまいました、本当に申し訳ありません。
一定の方にとっては不愉快な記事であることも自覚しております、本当に申し訳ありません。
もしよろしければこんな不毛なブロクを引き続きご愛顧いただけることをお願いして今日の結びとさせていただきます。
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