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【選択式・社一の救済は〇〇〇@2022年度社労士試験】TACデータと本試験科目得点状況との相関から検証

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2022年度社労士試験を受験したみなさんこんにちは!

いかがお過ごしですか?

・択一式45点以上、「傷なし」で合格確実ですか?

・択一式44点以下、「傷あり」でボーダーライン上ですか?

・それとも来年リベンジ確定ですか?

ボーダーライン上の方は、合格ラインが気になって仕方がない日々をお過ごしのことと思います。

特に選択式の救済待ちの方は、ご自身が3点に届かなかった科目が救済されるのかどうか早くはっきりさせて欲しいと思っている方が多いのではないでしょうか?

 

そこで当欄では、業界随一の利用者数を誇る「TAC」データリサーチ過去14年分のデータを使って科目別の選択式・救済確度の検証を今回からスタートします。

TACと本試験の数値(科目得点状況)のリンクの法則が各科目で異なるのではないかという仮説に基づき、全科目を科目毎に検証しています。

今年は何と言っても「社一」が大注目!

その「社一」検証に入る前に、ほぼ出揃ってきた業界の合格ライン予想トレンドを軽くまとめておきます。

収斂されつつある予想合格ラインは、

・選択式 26点前後

救済は「社一」が一番可能性がありそうで、もしかするとわずかながら「雇用」「労一」があるかも

・択一式 44点前後

救済はほぼ可能性なし

といった感じになるのでしょうか。

 

前置きはこれくらいにして、お待ちかねの選択式「社一」救済の可能性検証に入ります。

ただこの検証は「当たるも八卦当たらぬも八卦」ですので、もし「社一」の救済を待っていて、なんとなく嫌な予感がする方は遠慮なくスルーしてください。

 

近年「合格基準の考え方」が公開され、合格発表後に「科目得点状況表」が開示されるようになって以降、選択式の救済科目を予想するためには「得点分布データ」が欠かさないものとなりました。

当シリーズは、過去14年分の「TAC」の得点分布データと、「本試験」の実際の得点分布の相関(散布図)から、今年の「2点以下割合・1点以下割合」を導き出していきたいと考えております。

過去14年間の「TAC」&「本試験」データ(科目別)の散布図から導いた近似曲線上に今年の「TAC」得点分布データを代入し、今年の「本試験」の値を数学的に予測してみます。

その予測値に基づいて救済されるかどうか(2点以下割合50%・1点以下割合30%をクリアできるか)を機械的にジャッジしていきます。

それではそろそろ社労士試験・選択式の救済予想「社一」編スタートです!

(注)昨年、合格基準点以上の割合が7割を超えている「労一」・「国年」が救済されているため、今年もその特例補正の可能性は十分あり得ます。

 

目次▼

 

 

 

「社一」過去14年2点以下・1点以下割合(TACデータ)

2008(2点以下)5.4%(1点以下)1.9%

2009(2点以下)9.2%(1点以下)5.1%

2010(2点以下)30.0%(1点以下)8.0%

2011(2点以下)47.4%(1点以下)18.1%

2012(2点以下)41.3%(1点以下)9.7%

2013(2点以下)72.1%(1点以下)37.9%

2014(2点以下)8.7%(1点以下)1.7%

2015(2点以下)29.8%(1点以下)11.9%

2016(2点以下)18.1%(1点以下)6.2%

2017(2点以下)16.9%(1点以下)4.8%

2018(2点以下)28.1%(1点以下)11.6%

2019(2点以下)55.8%(1点以下)15.8%

2020(2点以下)33.5%(1点以下)10.5%

2021(2点以下)19.5%(1点以下)3.4%

 

 

「社一」過去14年2点以下・1点以下割合(本試験開示データ)

2008(2点以下)28.0%(1点以下)12.8% 

2009(2点以下)44.5%(1点以下)28.4% 

2010(2点以下)62.1%(1点以下)32.5% 救済

2011(2点以下)69.8%(1点以下)38.8% 救済

2012(2点以下)64.5%(1点以下)29.5% 

2013(2点以下)86.5%(1点以下)60.7% 救済(1点へ引き下げ)

2014(2点以下)31.1%(1点以下)10.0% 

2015(2点以下)58.0%(1点以下)30.4% 救済 

2016(2点以下)45.9%(1点以下)19.8% 

2017(2点以下)51.7%(1点以下)23.4%

2018(2点以下)63.4%(1点以下)36.0% 救済

2019(2点以下)81.0%(1点以下)47.5% 救済

2020(2点以下)63.5%(1点以下)31.1% 救済

2020(2点以下)44.0%(1点以下)17.5%

 

 

(2点以下割合)散布図から導出した近似曲線

 

※「社一」過去14年間のTACデータと本試験開示データの散布図からの近似曲線

◎2022のTACデータ(2点以下割合)

社一 39.7%

 

◎2022の本試験(2点以下割合)

「推定値」

社一 67.9%>50%

(引き下げ基準該当)

 

 

(1点以下割合)散布図から導出した近似曲線


 ※「社一」過去14年間のTACデータと本試験開示データの散布図からの近似曲線

◎2022のTACデータ(1点以下割合)

社一 7.7%

 

◎2022の本試験(1点以下割合)

「推定値」

社一 29.7%≦30%

(引き下げ基準非該当)

 

 

昨年の「国年」と今年の「社一」独自アンケート結果比較

◎昨年の「国年」698名

・1点以下 1.7%>本試験得点状況 24.5%

・2点以下 14.9% >本試験得点状況 56.2%

 

◎今年の「社一」580名

・1点以下 3.3%>本試験得点状況は・・・?

・2点以下 49.5%>本試験得点状況は・・・?

 

 

いかがだったでしょうか?

以上が【選択式・社一の救済は〇〇@2022年度社労士試験】TACデータと本試験科目得点状況との相関から検証】でした。

 

過去14年の「TAC」データからは「社一」が救済される可能性は「データ上はギリギリ届いていないが、補正の有無は紙一重」という結果となりました。

 

今年の「社一」は点数の引き下げは行われる可能性がTACデータからは「データ上はギリギリ届いていないが、その有無は紙一重」です。

「2点以下」67.9%、「1点以下」29.7%の推定値からは正真正銘、天国と地獄が紙一重のギリギリのラインだと思われます。

「2点以下」は67.9%で補正基準を楽勝でクリアしそうです。

「1点以下」29.7%は可能性なしと断言することはできませんが、可能性ありと自信を持って言えるレベルでも残念ながらありません。

事実昨年の「国年」は「TACデータからの推定値:30.5%」⇔「本試験得点状況:24.5%」で実際には基準に大幅に届いていませんでした。

 

ただ前述しましたが、昨年同様「特例補正」がされる可能性もありますし、ギリギリ基準に届くことも十分あり得る数値(誤差の範囲:逆に振れることも十分ある)とも言えます。

さらに当ブログの独自アンケートによると今年の「社一」は昨年の「国年」よりデータ的には大幅に補正の可能性を強く示唆します。

 

今回の社一はデータ的にはおそらく「2点」得点者は非常に多いが、「1点・0点」得点者がもしかすると意外に少ない状況になっているのかもしれません。

でもその「社一2点ドボン」の受験生が無視できないほど相当数いてそれが合格者数を大幅に引き下げるとすると…

そこが今回のポイントと言えるのではないでしょうか。

 

以上のことから2022年の社労士試験合格ライン予想は択一式に続いて非常に難しいジャッジとなりますが、改めて検証のまとめとしては、「過去14年のTACデータから、2022年度の選択式「社一」救済の可能性は特例も含め「正に紙一重」とジャッジさせていただきます。

 次回は同様の手法で「雇用」をジャッジします! 

 

 

最後に当ブログの合格ライン予想をまとめておきます。

参考程度にご覧ください。 

 

◉ひかる人財プロジェクト

<データ予想>

◾️選択式

労安 

労災 

雇用:

労一

社一:紙一重

健保 

厚年 

国年 

◾️択一式

43点がやや有力も…

44点の可能性はなくはない

 

微力ですがみなさんの合格を心よりお祈りしております。

 

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