2018年度社労士試験を受験したみなさんこんにちは!
いかがお過ごしですか?
択一式47点以上、傷なしで合格確実ですか?
択一式44点〜46点、傷ありでボーダーライン上ですか?
それとも来年リベンジ確定ですか?
ボーダーライン上の方は、合格ラインが気になる日々をお過ごしのことと思います。
特に選択式の救済科目についてはモヤモヤしている方が多いのではないでしょうか?
そんな中、当欄では過去2回、「クレアール」と「資格の大原」データで「近似曲線からの選択式得点分布予測」をやってみました。
前2回のフィルタリングを簡単に振り返ると・・・
◆クレアール
◎2018本試験2点以下推定値
労安 54.8%(該当)
労災 23.0%
雇用 44.5%
労一 65.0%(該当)
社一 61.2%(該当)
健保 42.1%
厚年 59.4%(該当)
国年 67.7%(該当)
◎2018本試験1点以下推定値
労安 27.1%
労災 圏外
雇用 30.4%(該当)
労一 29.7%(ギリギリ)
社一 35.0%(該当)
健保 18.9%
厚年 28.1%(ギリギリ)
国年 38.9%(該当)
∴ 「社一」と「国年」
◆資格の大原
◎2018本試験(2点以下割合)推定値
労安 56.6%(該当)
労災 24.6%
雇用 45.0%
労一 65.4%(該当)
社一 58.8%(該当)
健保 43.6%
厚年 56.6%(該当)
国年 62.7%(該当)
◎2018本試験(1点以下割合)推定値
労安 25.2%
労災 7.0%
雇用 25.2%
労一 33.7%(該当)
社一 30.3%(該当)
健保 23.4%
厚年 28.0%(ギリギリ)
国年 34.5%(該当)
∴ 「労一」「社一」「国年」
この2回についてはあまりデータが豊富ではなかったのですが、今回から業界随一の利用者数を誇る「TAC」データリサーチのなんと過去10年分のデータを使って選択式・救済確度の検証をスタートします。
今日以降、全7科目を科目毎に1記事づつ、シリーズでやっていきます。
その第一弾はおそらく気になっている方が最も多そうな「労一」をチョイスします。
その過去10年分TACデータ検証「労一」編に入る前に、2018年度社労士試験合格ライン予想がほぼ出揃ってきましたので軽くまとめておきます。
収斂されつつある予想合格ラインは、
・選択式 23点前後
救済は国年確実であとは労一・社一・厚年・労安・雇用あたりまで切れない
・択一式 45点前後
救済は常識が微妙な感じ
といった感じになるのでしょうか。
1前置きはこれくらいにして、選択式の救済科目を1科目づつ(7連発で)救済されるか否かジャッジしていきたいと考えております。
いい迷惑だとは思いますがもし宜しければ連日お付き合いいただけるとうれしいです。
ただ「当たるも八卦当たらぬも八卦」ですので、もし胸騒ぎがするようであればスルーしてください。
今更ですが、近年「合格基準の考え方」が公開され、合格発表後に「科目得点状況表」が開示されるようになって以降、選択式の救済科目を予想するためには「得点分布データ」が欠かさないものとなりました。
当シリーズは、過去10年分の「TAC」の得点分布データと、「本試験」の実際の得点分布の相関から、今年の「2点以下割合・1点以下割合」を導き出していきたいと考えております。
過去10年間の「TAC」&「本試験」データ(科目別)の散布図から導いた近似曲線上に今年の「TAC」データを代入し、今年の「本試験」の値を無謀にも予測してみます。
その予測値に基づいて救済されるかどうか(2点以下割合50%・1点以下割合30%)を大胆にジャッジしていきます。
今日も懲りずに社労士試験合格ライン予想(選択式の救済)いってみます!
目次▼
「労一」過去10年2点以下・1点以下割合(TACデータ)
2008(2点以下)19.0%(1点以下)2.0%
2009(2点以下)38.0%(1点以下)12.7%
2010(2点以下)6.5%(1点以下)0.7%
2011(2点以下)28.0%(1点以下)5.4%
2012(2点以下)5.0%(1点以下)0.9%
2013(2点以下)19.7%(1点以下)3.9%
2014(2点以下)26.1%(1点以下)6.2%
2015(2点以下)74.5%(1点以下)31.3%
2016(2点以下)67.6%(1点以下)26.5%
2017(2点以下)33.1%(1点以下)9.2%
「労一」過去10年2点以下・1点以下割合(本試験開示データ)
2008(2点以下)24.7%(1点以下)4.9%
2009(2点以下)57.0%(1点以下)28.4%
2010(2点以下)25.2%(1点以下)2.3%
2011(2点以下)41.5%(1点以下)11.9%
2012(2点以下)27.0%(1点以下)8.9%
2013(2点以下)43.6%(1点以下)13.9%
2014(2点以下)56.5%(1点以下)26.5%
2015(2点以下)82.3%(1点以下)47.2% 救済
2016(2点以下)75.6%(1点以下)37.0% 救済
2017(2点以下)60.5%(1点以下)26.4%
(2点以下割合)散布図から導出した近似曲線
※「労一」過去10年間のTACデータと本試験開示データの散布図からの近似曲線
◎2018のTACデータ(2点以下割合)
労一 34.4%
◎2018の本試験(2点以下割合)推定値
労一 57.1%(該当)
(1点以下割合)散布図から導出した近似曲線
※「労一」過去10年間のTACデータと本試験開示データの散布図からの近似曲線
◎2018のTACデータ(1点以下割合)
労一 10.1%
◎2018の本試験(1点以下割合)推定値
労一 27.6%(非該当)
いかがだったでしょうか?
以上 が【(第一弾)「労一」が救済されるか否かを大胆にジャッジする!】TAC過去10年分のデータから導いた2018年社労士試験選択式補正の確度でした。
過去10年の「TAC」データからは「労一」が救済される確度は低い...というに結果となりました。
ただ今回の検証はあくまでも「TAC」と「本試験」の相関です。
今年の「TAC」の利用者が前10年と同レベルとは限りませんし、今年が極端に高かったり低かったりしているかもしれません。
また問題の形式や質によってブレた(最終値が近似曲線より上になった)年度もなくはありません。
ただまとめとしては、過去10年のTACデータからは2018年度の選択式「労一」救済は厳しいとジャッジせざるを得ません。
次回は同様の手法で「国年」を取り上げます。
最後に当ブログの合格ライン予想(本試験直後発表した予想)と各資格学校の合格ライン予想を載せておきます。
◎ひかる人財プロジェクト
■択一式
本命46点・対抗45点
■選択式
救済:国年
労安・労一・厚年は可能性あり
◎辰巳法律研究所
■選択式
23点
救済:労一・社一・国年
■択一式
44点
◎ユーキャン
■選択式
23点前後
救済:国年は濃厚、労一・社一は可能性あるか
■択一式
46点前後
救済:なし
◎TAC
■選択式
24点⇒23点
救済:国年
■択一式
46点⇒45点
救済:なし
◎フェニックスアカデミー
■選択式
24〜25点前後
救済:労一・労安・健保・厚年・国年は可能性ある
■択一式
昨年度(45点)より少し低い点数になる可能性がある
救済:常識・雇用・健保は可能性ある
◎クレアール
※本試験徹底分析動画より
■選択式
救済:労一・社一・厚年・国年は可能性ある
■択一式
47点
救済:常識
◎山川予備校
■選択式
24点・23点
救済:厚年・国年
■択一式
45点・46点
救済:なし
◎資格の大原
■選択式
救済:労一・国年・社一・厚年(表記順)
■択一式
45点前後
救済:常識
◎LEC
■選択式
23点
救済:国年は可能性高い、労一・社一も可能性ある
■択一式
45点
救済:なし
◎LEC 澤井講師
■選択式
25点
救済:国年
■択一式
45点
救済:なし
■合格率 9%台
微力ですがみなさんの合格を心よりお祈りしております。
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