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【社労士勤務登録の流れ】社会保険労務士「登録」・神奈川県社労士会「入会」〜企業内社労士になりました!

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早速ですが、私が社会保険労務士登録を行ったときの流れを簡単にご紹介します。

社会保険労務士は登録(入会)をしなければ、社会保険労務士と名乗ることはできません。

登録(入会)前は単なる「社会保険労務士試験合格者」という立場でしかありません。

私は情けないことに勇気がなくて今だに開業することなくサラリーマンをやってますので、別に社会保険労務士を名乗らなくても特に支障はないのですが、今後労務トラブルが年々増加していくのはほぼ間違いない社会の流れですので、社労士として登録しておいて名刺に入れておいても悪くないと考え、今回登録することに決めました。

  

あくまでも勤務社労士(企業の総務部・人事部等でサラリーマンとして働く社労士)登録の流れにはなりますが、今後勤務社労士として登録を考えている方の参考になれば幸いです。

また開業社労士の登録とも多くの点で被っていますので、全く参考にならないということはないはずです。

それでは前置きはこれくらいにして、社労士登録の流れのご紹介をそろそろ始めます。

 

社労士勤務登録の流れ

 

 

 

 

 

 

社労士試験制度

社労士試験は言うまでもなく国家試験です。

最近は合格率が5%前後の難関試験となっています。

学習期間も半年〜1年位は必要と言われています。

 

※私の勉強法について

↓↓↓

www.hikarujinzai.com

 

試験科目は…

◎労働関係

  • 労働基準法
  • 労働安全衛生法
  • 労災保険法
  • 雇用保険法
  • 労働保険料徴収法
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識

 ◎社会保険関係

  • 健康保険法
  • 国民年金法
  • 厚生年金保険法
  • 社会保険に関する一般常識

となっています。

年一回、毎年8月に午前の部と午後の部(選択式と択一式)に分かれて実施されます。

 

 

試験合格後の流れ

試験に合格すればすぐに社労士になれるわけではありません。

冒頭でも触れましたように、社労士になるには登録(入会)が必要です。

その登録(入会)をするためには、

  • 2年以上の実務経験
  • 実務経験がない場合は事務指定講習受講

が必要です。

私は実務経験がありましたので、事務指定講習は必要ありませんでした。

事務指定講習は通信指導過程(4月間)と面接指導過程(4日間)により行われ、70000円(税別)の費用がかかります。

ちなみに平成29年は、通信指導は2月〜5月、面接指導は7月〜9月で行われるようです。

(申込期間:平成28年11月18日〜12月8日)

 

 

企業内社労士

社労士の登録形態は主として開業登録と勤務登録の2種類あります。

自分で事務所を構えて、クライアントを開拓して、経営していくケースが「開業登録」です。

一般企業に勤務して、企業の内部で企業内社労士として働くケースが「勤務登録」です。

ざっくりと分けると、やればやっただけ成果(報酬)が欲しいという方は「開業」でしょうし、リスクを取らず安定(サラリーマン)を重視したいという方は「勤務」ということになります。

私は何度も言いますが「勤務」を今の所選択しています。

参考までに下の画像の通り「開業」と「勤務」で会員名簿の掲載の是非等も違ってきます。

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社労士の業務

社労士は人事・労務・社会保険等のスペシャリストです。

「ヒト・モノ・カネ・情報」の経営リソースの中で最も重要と言われている「ヒト」に関するエキスパートとして活躍できます。

今後より一層複雑かつ厳しい局面に向かうことが確実視されている労働関係と社会保険関係を取り扱うという重大なミッションを持っています。

そんな社労士の業務内容を具体的に見ると、下記の第1号から第3号までの3つに分類されます。

  1. 1号業務 申請書作成・提出代行・事務代理
  2. 帳簿書類等の作成
  3. 労務管理などのコンサルティング

1は労働及び社会保険に関する法令に基づいて行政に提出する書類の作成代行です。

2は賃金台帳や出勤簿等を作成する業務です。

3は人事や労務に付随する経営に関する様々なコンサルティング業務です。

 

このように社労士の仕事は、「ヒト」に関することについて、関連する法律を踏まえ企業経営を確実に守っていくことにあります。

社労士は経営者の良き相談者であり、労働者の良き理解者であり続けなければならないのです。

社労士に登録をするにあたり、このような重大な使命を改めて噛み締めつつ、身の引き締まるような心境です。

 

 

神奈川県社会保険労務士会

全ては各都道府県の社会保険労務士会からスタートします。

◎HP

↓↓↓

神奈川県社会保険労務士会 労務相談室・年金相談センターのご案内 - 複雑な労働社会保険・職場のトラブル・職場の生産性を高めて業績up、年金相談、助成金申請代行など、様々な業務をご紹介します。

 

◎住所

横浜市中区真砂町4丁目43番地木下商事ビル4階

関内駅から徒歩2〜3分です

 

◎電話 

045−640−0245

 

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受付時間

  • 午前9:00〜11:00
  • 午後13:30〜16:00

※平日のみです。

時期にもよると思いますが(合格発表直後や事務指定講習直後は混むでしょうね…)私の場合は3月の火曜日の14時くらいに行ったのですが、私の他に1名登録に来ている方がいました。

社労士会の担当の方1名で私たち2名同時に受付していただきました。

とても優しそうで親切な若い女性スタッフで、非常に好感が持てました。

 

 

登録申請

社会保険労務士の名称を使用するには登録と共に社労士会への入会が必要です。

社労士の新規登録や登録の変更など、登録に関する手続きは各都道府県の社労士会を経由して行われています。

私は神奈川県在住ですので、神奈川県社会保険労務士会にお邪魔した次第です。

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添付書類

下記の書類プラス印鑑(シャチハタ不可)が必要です。

思ったより少ないですね。

身分証明書や印鑑証明・実印等は必要ありません。

  1. 社会保険労務士資格証明書コピー(合格証書)
  2. 従事期間証明書(原本)又は実務経験認定証明書(コピー)
  3. 住民票の写し
  4. 写真
  5. 戸籍抄本(1と2の氏名が異なる場合)

※2の従事期間証明書は資格要件となる実務(2年以上)に従事した会社の代表者の押印が必要です。その実務経験がない場合は事務指定講習を別途受講する必要があります。

 

 

費用

私は勤務登録ですので100000円ちょっと(会費は月割り)必要でした。

開業登録となると、会費が入会日によって変わりますが、最高で220000円プラスαが必要になります。

 

◎登録申請費用

  • 収入印紙 30000円
  • 登録手数料 30000円

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◎入会費用

  • 入会金 開業70000円 勤務40000円
  • 会費 開業90000円 勤務45000円
  • 慶弔負担金 2000円
  • 政治連盟会費(任意) 6000円

※会費等は入会日により月割りで計算されます。

※会費はゆうちょで年3回分割の引き落としか、年1回全額振込か選択できます。

私はどうせ払うものですので全額振込を選択しました。

 

 

登録入会日

社労士会に行ったその日に即日登録されるわけではないので注意してください。

社労士が名乗れるのはあくまでも下記の1日・15日からです。

  • 毎月11日〜25日に手続き 翌1日付
  • 毎月26日〜10日に手続き 15日付

 

 

入会時配布されるもの

色々な配布物を手に取ると徐々に実感が湧いて気ました。

  • 社労士会会員徽章
  • 諸規程集
  • 社会保険労務士倫理綱領(ポスター)
  • 専門業務研究会(賃金・労働安全衛生・労働ADR等11研究会)の案内
  • 同好会(写真・テニス・茶道・ゴルフ)の案内
  • その他業界誌等

※会員徽章

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※諸規程集

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※倫理綱領

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入会後

  • 神奈川県社会保険労務士会の会員証が郵送されてきます。
  • 社会保険労務士証票(冒頭の画像)が全国社会保険労務士会連合会から郵送されてきます。
  • 各支部の支部長から支部会員のしおり(各種規則)が郵送されてきます。

 

◎新規入会者ガイダンス

2ヶ月以内くらいに無料の新規入会者向けガイダンスが(半日:3時間)あります。

私も5月に参加予定です。

  1. 社会保険労務士制度の沿革
  2. 社会保険労務士会の組織と現状
  3. 社会保険労務士の倫理
  4. 社会保険労務士の業務
  5. 事務局からの連絡事項
  6. 神奈川県社会保険労務士政治連盟からの連絡事項
  7. 質疑応答
  8. 懇親会

 

 

 

いかがだったでしょうか?

以上が、【社労士勤務登録の流れ】社会保険労務士「登録」・神奈川県社労士会「入会」〜企業内社労士になりました!でした。

「登録・入会」は想像より全然簡単でした。

費用は少し痛かったですが、社労士になったという充実感はやはり嬉しいものです。

勤務社労士の場合は登録は必要ないとよく言われます。

イニシャルもランニングもそこそこコストがかかるからです。

でも、開業へのステップアップと考えたり、研究会や研修から新鮮な情報を得たりすることができると考えれば、安いとまでは言いませんが、ギリギリ我慢できる範囲なのではないかと感じ登録しました。

企業内社労士の方で登録を迷っている方に対して、登録することを強くはオススメはしませんが、少なくとも自分の意識は変わります。

おそらく仕事上の社内外の人の見る目が大きく変わるに違いありません。

なんとなく参考にしてみてください。

 

 

 

 

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