★平成28年度(2016年度)版はこちらをご覧ください!
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管理業務主任者試験を受験したみなさんこんにちは!
いかがお過ごしですか?
待ちに待った管理業務主任者試験の合格発表がもう目の前に迫ってきました。
不動産三冠資格(トリプルクラウン)試験の合格発表としては大トリですね。
三冠制覇がかかっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また宅建士とマン管がダメで、最後の望みをこの合格発表に託していらっしゃる方もいらっしゃることと思います。
注目の合格ラインに関しても喧々諤々、各資格予備校、講師陣の予想が展開されました。
ボーダーライン上のみなさんはその予想に一喜一憂し、翻弄されて少しお疲れになったのではないでしょうか?
本試験からこの合格発表までの間、本当にお疲れ様でした。
そこで今日は、平成27(2015)年度管理業務主任者試験の合格ライン・合格率・予備校予想の結果・ユーキャンデータ検証・次に狙う難易度別おすすめ関連資格(難易度高・中・低の3パターン)等をまとめてみます。
※試験概要の詳細は必ず主催者発表のものをご確認ください。
【1】平成27年度管理業務主任者試験結果
※2016年1月22日(金)発表
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【運命の合格ライン】
34点(昨年35点)
【合格率】
23.8%(昨年21.0%)
【合格者数】
4,053人(昨年3,671名)
【2】予備校・講師陣の合格ライン予想
この2つの記事で管理業務主任者試験の難易度や合格ラインに迫ってきました。
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マンション管理士試験の合格ライン予想は芳しくありませんでしたが、
管理業務主任者試験の運命の結果は...?
★確定!合格ライン 34点
◆TAC・・・・・・・・・33-35◎
◆LEC・・・・・・・・・33-35◎
◆資格の大原・・・・・・34(HP)◎
◆資格の大原・・・・・・33-34(本試験分析会)◎
◆資格スクール大栄・・・35-36NG
◆フォーサイト・・・・・34-36◎
◆亀田講師・・・・・・・35→32-34に変更◎
◆梶原塾・・・・・・・・37NG
◆久保田講師・・・・・・35-36NG
◆氷見講師・・・・・・・33-34◎
【3】ユーキャンデータ検証(総評)
この記事でも特集しましたが...
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◆ユーキャンの平均点と合格ラインの相関
平成22年 ユーキャン平均点34.05点 合格ライン36点
平成23年 ユーキャン平均点33.20点 合格ライン35点
平成24年 ユーキャン平均点34.24点 合格ライン37点
平成25年 ユーキャン平均点30.53点 合格ライン32点
平成26年 ユーキャン平均点32.61点 合格ライン35点
平成27年 ユーキャン平均点33.27点 合格ライン??点
◆ユーキャン総評
今回の採点結果によりますと、全体の平均点は、33.2点であり、また、各問題別の正解率を見ると、正解率70%以上の絶対に落としてはならない問題が30問、合否を分けると思われる正解率50%以上70%未満の問題が5問ありました。昨年度と比較すると、平均点は約1点上がりましたが、正解率50%以上の問題は3問減っています。さらに、正解率が低くなりがちな個数問題の数は2問と例年に比べ、極端に少なかったといえます。これらの数値と偏差値、受験者の手ごたえ等から、昨年度と同程度の難易度といえます。
個別の問題ごとに見ると、問17、問26、問32については、正解率が30%未満と非常に低くなっており、これらの問題を失点したとしても合否に影響することはないといえます。また、正解率70%以上の絶対に落としてはならない問題が昨年よりも9問増えています。これは、過去問で出題された知識が問われる問題が多かったためと思われます。
試験直後は、難しかった問題にばかり意識が集中してしまいますが、難問が合否を分けるのではありません。過去に出題された知識を確実に得点できたか否かが合否を分けるといえます。
【4】次に目指す資格(不動産三冠)
不動産業界のトリプルクラウン(三冠資格)は試験日順に、宅建士・マンション管理士・管理業務主任者です。
この三つの資格試験は...
- 出題内容が相互に重なっていること
- 出題形式が全く同じであること(全50問、四肢択一のマークシート)
- 試験日が近いこと(10月中旬~12月初旬)
等の理由から、一気に受験して合格することが効率が良いとされています。
この不動産三冠資格を取得すると不動産業界ではかなり重宝されます。
就職や転職が有利になることはもちろんのことですが、専門分野を複数持つ人材(スペシャリスト)として一目置かれます。
サラリーマンであれば資格手当等が付く会社も少なくありませんし、起業するにしてもワンストップでサービスを広く提供できる優位性があります。
★トリプルクラウンについて詳しくはこちら
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【5】次に目指す関連資格(難易度:低)
◆貸金業務取扱主任者
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【受験者数】
9571名
【合格率】
28.1%
【受験料】
8500円
【試験日】
11月中旬
【申込期間】
7月初旬から9月初旬
【ポイント】
・貸金業者は事務所の規模に応じて貸金業務取扱主任者を必置しなければならない
・業界内で急速に取得を奨励している大注目、赤丸急上昇の国家資格
・貸金業務取扱主任者は貸金業従事者に適正な業務を実施させる役割を担っている
・消費者金融業界はもちろん、不動産を担保とする金融業者、クレジットカード会社、信販会社、リース会社などでも必置
・不動産関連資格試験で学んだ法律知識が重複しているので取り組みやすい
・宅建士の勉強を既にしている人は、宅建業法と貸金業法はほぼ同じような構造をしているので理解が進みやすい
◆ビジネス実務法務検定
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【受験者数】
3級:9354名
2級:6504名
1級:635名
【合格率】
3級:74.2%
2級:20.9%
1級:10.1%
【受験料】
3級:4320円
2級:6480円
1級:10800円
【試験日】
2・3級:7月初旬
1・2・3級:12月初旬
【申込期間】
2・3級:4月中旬から5月中旬
1・2・3級:9月中旬から10月中旬
【ポイント】
・債権の管理と回収等の民法の知識が出題範囲のそこそこのウエイトを占めてる
・企業人としての最低限のコンプライアンスや法律が体系的に学べる
・「契約の締結」など日常的なビジネスシーンに潜在しているリスクやトラブルを察知して未然に回避するための視点が身に付く
・社員教育のプログラムに組み込んでいる企業も増えてきている
・とっつきにくい法律の勉強も不動産関連資格で経験済みなので苦手意識を感じない
・レベルは1級から3級まで分かれているが1級までは少々オーバースペックか(2級までで十分)
◆ファイナンシャル・プランナー(FP)
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【受験者数】
3級:学科21079名・実技(個人資産相談業務)11894名
2級:学科34230名・実技(個人資産相談業務)16461名
1級:学科5191名・実技716名
【合格率】
3級:学科55.8%・実技(個人資産相談業務)65.4%
2級:学科22.0%・実技(個人資産相談業務)48.5%
1級:学科13.1%・実技(個人資産相談業務)82.1%
【受験料】
3級:学科3000円・実技3000円
2級:学科4200円・実技4500円
1級:学科8900円・実技25000円
【試験日】
2・3級(学科・実技):5月中旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):9月初旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):1月下旬
1級(実技):6月上旬から中旬と2月上旬から中旬
【申込期間】
2・3級(学科・実技):3月初旬から3月下旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):7月初旬から7月下旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):11月初旬から11月下旬
1級(実技):4月上旬から4月中旬と11月中旬から12月上旬
【ポイント】
・不動産関連資格試験の知識があればFPの試験科目の「不動産」はほぼ楽勝
・FPの仕事は個人のライフプランに応じて経済的な側面から適切な提案をすること
・FPで活躍する場合にも不動産の資産運用は重要な武器のひとつ
・非常に汎用性が高く、不動産関係をはじめ税理士や社労士等との相性も抜群
・自分自身のライフプラン(将来設計)づくりの役にも立つ
・国家資格のFP技能士と国際ライセンスのCFP、AFPが共存する構造となっている
・金融業界や不動産業界では出世、昇進に必要不可欠となっている
★FP1級・2級・3級勉強法
◎1級
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◎2級
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◎3級
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◆簿記検定
【受験者数】
3級:79467名
2級:47480名
1級:8108名
【合格率】
3級:52.7%
2級:34.5%
1級:8.8%
【受験料】
3級:2570円
2級:4630円
1級:7710円
【試験日】
1・2・3級:6月中旬
1・2・3級:11月中旬
2・3級:2月下旬
【申込期間】
1・2・3級:3月下旬から4月下旬
1・2・3級:9月初旬から9月下旬
2・3級:12月中旬から1月中旬
【ポイント】
・簿記とは企業の経営活動を数値化して帳簿にするスキルでビジネスパーソンには必須
・不動産業界においても経理業務は必要不可欠であることは言うまでもない
・1級から4級まであるが3級が実質的には第一ステップで、マネージャークラスは2級まで欲しい
・簿記は人によって向き不向きが顕著に表れコツをつかむまでピンと来ないかも
・貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)の構造と項目を押さえれば後はトントン拍子
・公認会計士、税理士といった税務会計のスペシャリストへの登竜門
★入門書にするにはよくまとまっていて超おすすめ
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★日商簿記検定勉強法
◎3級
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◎2級
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◎試験後の流れ
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◆ITパスポート
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【受験者数】
39844名(27年春期)
【合格率】
46.4%(27年春期)
【受験料】
5100円
【試験日】
随時
【申込期間】
随時(クレジットカードで午前中に受験料を支払えば翌日受験も可能)
【ポイント】
・ITに関することだけでなく経営や会計なども含めて幅広い分野から出題される
・10数個の試験区分がある情報処理技術者試験の入門資格
・基本情報技術者、応用情報技術者、プロジェクトマネージャーへステップアップ
・IT関連の業界、部署で働く人のみならずITスキルを高めたい人には最適
・ITスキルだけでなくITのコンプライアンスなどの知識が身に付く
・合格率は50%近いが学習範囲はITのマネジメント系やストラテジー系の専門分野まで幅広いので侮れない
◆メンタルヘルス・マネジメント検定
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【受験者数】
3種:1482名
2種:7760名
1種:3889名
【合格率】
3種:18.8%
2種:53.2%
1種:80.0%
【受験料】
3種:4320円
2種:6480円
1種:10800円
【試験日】
1・2・3種:11月初旬
2・3種:3月下旬
【申込期間】
1・2・3種:8月下旬から9月下旬
2・3種:1月中旬から2月初旬
【ポイント】
・ストレスフルな今日においてメンタルヘルスケアに対する注目度は増す一方
・過重労働や人間関係などでメンタルの問題を抱えるビジネスマンは後を絶たない
・企業内でのメンタル不調の予防やメンタルヘルスに関する知識が学べる
・三段階にレベルが分かれていて難しい順にマスター、ラインケア、セルフケア
・マスター(1種)は人事労務や経営層向け、ラインケア(2種)は現場の管理職向け、セルフケア(3種)は自らの対策
・できれば管理職が自分も含め部下の心の不調に気づきアドバイスできるようになるための知識を学ぶ2種までは欲しい
【6】次に目指す関連資格(難易度:中)
◆行政書士
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【受験者数】
48869名
【合格率】
8.27%
【受験料】
7000円
【試験日】
11月初旬
【申込期間】
8月初旬から9月初旬
【ポイント】
・憲法、民法、行政法がキモで、一番不動産関連資格と関連している民法はちょい上程度のレベル
・記述式問題や一般教養問題も出題され対策が多少立てづらい一面を持つ
・恐怖の「足切り点」が設定されていてこれで涙をのむケースも少なくない
・主な業務は官公庁に提出する書類の作成や申請代行
・不動産三冠資格をはじめとして、社労士やFP等とダブルライセンスを持つ人が多い
・不動産関係や相続、成年後見などの業務が今後の注目株
★行政書士試験勉強法
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◎試験後の流れ
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◆土地家屋調査士
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【受験者数】
4617名
【合格率】
8.8%
【受験料】
8300円
【試験日】
筆記:8月下旬
口述:11月中旬
【申込期間】
6月初旬
【ポイント】
・主な業務は不動産の表示に関する登記に必要な土地や家屋の調査、測量をし登記の表示に関する申請を行うこと
・土地分筆の申請や建物を増築した際の増築登記申請も行う
・受験者数は例年5000名前後で不動産関連資格の中ではニッチな存在だが常に一定の業務需要は見込める(平均年収1000万円以上とも言われている)
・測量士や建築士の有資格者は試験が一部免除される
・比較的取得しやすい測量士や測量士補を取ってからこの資格を狙う人も多い
・不動産関連資格や司法書士、不動産鑑定士と併せて持つとシナジー効果は無限に広がる
【7】次に目指す関連資格(難易度:高)
◆不動産鑑定士
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【受験者数】
短答式:1473名
論文式:706名
【合格率】
短答式:30.6%
論文式:14.2%
【受験料】
12800円(オンライン申請)
【試験日】
短答式:5月上旬
論文式:8月上旬
【申込期間】
2月上旬から3月上旬
【ポイント】
・短答式試験の半数以上が不動産関連試験の知識がしっかり活かせる
・民法等、法令上の制限、税法や不動産評価などの多くの分野がアドバンテージになる
・司法試験や公認会計士と並ぶ最難関資格の一角で不動産系資格の最高峰
・不動産の鑑定業務はこの資格の独占業務となっている
・国や都道府県が公示する土地の公示価格を鑑定する
・企業合併時の資産評価や現物出資の評価、不動産の証券化に伴う鑑定評価なども行う
・短答式合格者は翌年、翌々年まで免除される
◆司法書士
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【受験者数】
20130名
【合格率】
3.77%
【受験料】
8000円
【試験日】
筆記:7月上旬
口述:10月上旬
【申込期間】
5月上旬から5月中旬
【ポイント】
・レベルは相当高いが試験内容は不動産関連試験の知識と大きく関連しかつ類似している
・街の法律家として高いステータスを持ち独立開業も比較的しやすい
・司法試験断念組も流れてくるのでかなり難関で、合格率が年によっては2%台になることもある
・主な業務は会社の設立登記などの商業登記と不動産所有者変更などの不動産登記
・最近は判断力が不十分な人の成年後見も大注目されている
・不動産登記業務は登記発生原因である不動産取引に精通している必要あり不動産関連資格との関連は強い
・口述試験はよほどのことがない限り不合格になることはない
以上が、不動産三冠資格試験の合格発表大トリ!管理業務主任者試験の合格ライン・合格率や次に目指す難易度別おすすめ関連資格でした。
最後に少し付け加えると...
不動産試験で学んだ特に権利関係(民法)の知識は本当にたくさんの資格試験で問われる重要な知識です。
★資格試験における法律を学ぶなら...
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この知識を身に付けたみなさんは、これからのビジネス界において成長していく上で大きな大きなアドバンテージを持ったと断言できます。
是非下記の記事もご一読ください。
※サラリーマンが勉強するなら...
今回見事合格されたみなさん、
本当におめでとうございます。
また残念ながら涙を飲んだみなさん、リベンジを陰ながら応援しております。
いずれにしても今回の合格発表を受け、気持ちを切り替えて次のステップに進んでいただければと願っております。
みなさんの益々のご発展を心よりお祈りしております!
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