◆資格試験に合格する人の行動パターン①
◆資格試験に合格する人の行動パターン②
◆資格試験に合格する人の行動パターン③
【FP2級】ファイナンシャル・プランニング技能士2級試験を受験予定のみなさん、こんにちは!
いかがお過ごしですか?
勉強は捗っていますか?
宅建士試験をはじめとする不動産三冠資格の試験3つがすべて終わりましたので、「次はFP!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
★2019年度の学科試験日程
2019年5月26日(日) 2・3級
2019年9月8日(日) 1・2・3級
2020年1月26日(日) 1・2・3級
「絶好調ですか?」
そういう方はその調子で是非合格を勝ち取ってください。
「そろそろ手を付けようかと思っていたところですか?」
もしそういう方がいらっしゃれば、今日のこの記事は少しくらいはお役に立てるかもしれません。
その前にまずFP(ファイナンシャル・プランナー)のことを簡単に説明しておきます。
FP(ファイナンシャル・プランナー)とはクライアントのライフプラン上の様々な目的を達成するため、貯蓄や投資などの面から包括的な生活プランを企画立案し、その実現の手助けを行うファイナンシャル・プランニングの専門家のことを言います。
FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定に合格すると、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士という称号が付与され、この名称は資格取得者のみに使うことが許されている名称独占資格です。
このFP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定は、社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が相乗りしていて、前者は国家資格のFP技能士、後者は国際ライセンスのCFP・AFPを取得する構造になっています。
個々のレベルにあわせて3→2→1級、AFP→CFPとステップアップできますが、この両資格は相互に関連しているのが特徴です。特に2級FP技能検定においては従来より実施されていたAFP試験が2級と同等レベルとみなされ、2級試験はAFP試験も兼ねて実施されているのが最大の特徴です。
ちなみに私はきんざいの検定を受験し、1級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士まで取得済みです。
このFP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定は、金融業界において若手社員に取得を奨励している企業が大変多く、資格を取得しないと出世できない(昇進できない)企業も数多くあります。またこの資格は汎用性が高く、税理士・社労士・宅建などとのダブルライセンスが非常に効果的で、相乗効果で独立開業への近道にもなるとも言われています。
前置きこれくらいにして、そろそろ本題に入らせていただきます。
- 【1】FP技能士(試験)とは
- 【2】FP技能士2級試験について
- 【3】私の勉強期間と点数
- 【4】150時間(6週間)合格プランご提案
- 【5】FP技能士2級・AFP問題集&テキスト
- 【6】FP技能士2級・AFP重要過去問スピード攻略
- 【7】過去問
- 【8】弱点の可視化
- 【9】ステップアップ
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【1】FP技能士(試験)とは
※受験者数等の各データは2017年9月のものを載せました。
【受験者数】
3級:学科32635名・実技(個人資産相談業務)16139名
2級:学科35566名・実技(個人資産相談業務)16059名
1級:学科6526名
【合格率】
3級:学科69.95%・実技(個人資産相談業務)75.83%
2級:学科30.21%・実技(個人資産相談業務)51.29%
1級:学科10.41%
【受験料】
3級:学科3000円・実技3000円
2級:学科4200円・実技4500円
1級:学科8900円・実技25000円
【試験日】
2・3級(学科・実技):5月中旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):9月初旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):1月下旬
1級(実技):6月上旬から中旬と2月上旬から中旬
【申込期間】
2・3級(学科・実技):3月初旬から3月下旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):7月初旬から7月下旬
1級(学科)・2・3級(学科・実技):11月初旬から11月下旬
1級(実技):4月上旬から4月中旬と11月中旬から12月上旬
【2】FP技能士2級試験について
ポイントとなる点をきんざいのHPから抜粋しました。
・ファイナンシャル・プランニング技能検定は、学科試験と実技試験で行われます。
・実技試験は選択科目方式になっており、どの選択科目を受検しても構いません。
・一度に複数の実技試験は受検できません。
・学科試験と実技試験を同じ日に受検することができます。
・合格するためには、学科試験と実技試験で選択した科目(業務)の一つを受検し、両方の試験に合格すればよいこととなっています。なお、異なる試験日においては別の実技試験の選択科目(業務)を受検することも可能です。その場合は、複数の合格証書を取得することができます(合格証書に選択科目(業務)名が記載されます)。
・学科試験あるいは実技試験の合格者には一部合格証書を発行し、学科試験と実技試験の両方に合格すると、合格証書が発行されます。
・一部合格者には試験免除制度があり、学科試験(あるいは実技試験)のみの合格者は、学科試験(あるいは実技試験)が免除されます(ただし、合格した学科試験(あるいは実技試験)の試験日の翌々年度までに行われるものに限る)。
・ファイナンシャル・プランニング技能検定2級は、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)でも実施します。日本FP協会が実施する試験の詳しい内容は同協会(Tel 03-5403-9890) にお問合せください。
(1)学科試験
◆出題形式
マークシート方式による筆記試験
四答択一式 60問
◆合格基準
60点満点で36点以上
(2)実技試験
◆出題形式
記述式による筆記試験
事例形式 5題
◆合格基準
50点満点で30点以上
※詳しくはこちらでご確認ください。
↓↓↓
【3】私の勉強期間と点数
私はこの試験に2013年5月に受験して合格しました。
私の得点はご覧の通りですが...
(1)学科
ライフプランニング・・・10/10
リスク管理・・・9/10
金融資産運用・・・8/10
タックスプランニング・・・10/10
不動産・・・9/10
相続・事業承継・・・10/10
合計・・・56/60
(2)実技
ライフプランニング・・・10/10
金融資産運用・・・8/10
タックスプランニング・・・9/10
不動産・・・7/10
相続・事業承継・・・9/10
合計・・・43/50
でした。
勉強期間はこの記事にも少し書きましたが...
↓↓↓
ゴールデンウイーク中から勉強を始めて、約1ヵ月の勉強で5月26日の本試験に臨みました。ただ私の場合は以前簿記の勉強をしていましたし、会計事務所に勤めていた経験もありましたので、タックスプランニングと相続・事業承継が比較的スムーズに押えられました。そのおかげでこれくらいの勉強時間で合格できたのかもしれません。
次項では、FP3級合格済みくらいのイメージで勉強時間のプランをご提案してみます。
【4】150時間(6週間)合格プランご提案
この記事を書いているのが12月12日で、次の試験日が1月24日ですので、まだあと約6週間あります。
平日を3時間、土日を5時間勉強すると想定すると、
1週間で、
3時間×5日+5時間×2日=25時間
勉強できます。それが6週間ですので、
25時間×6週間=150時間です。
この150時間で、独学で確実に合格できる勉強法をご提案いたします。
【5】FP技能士2級・AFP問題集&テキスト
私はこのテキストを使用しました。
6単元(1単元約40~50ページ)ありますが、1単元を2時間で2周精読してください。
2周目は付属の赤い暗記シートを活用して、重要語句を隠しながら読み進めるとより効果的です。
ここで
6単元×2周×2時間=24時間です。
おまけでついてくる重要用語集274も抜き出せて、持ち運びに便利ですし、最終チェックにも使えます。
【6】FP技能士2級・AFP重要過去問スピード攻略
次に私はこの過去問攻略問題集を購入しました。
きんざいから発売されている俗にいう「浮世絵」を推奨する方が多いですが、私は敢えてこれを推奨してみます。
「浮世絵」は私も使ってみましたが、個人的には解答解説が簡略過ぎるような印象を持っています。
※推奨
(1)学科編
6単元(1単元約30~40題)ありますが、1単元を2時間で3周回してください。
※できなかった問題は後で見てすぐわかるようにしておいてください。
私は「1-×、2-×、3-○」みたいな感じで簡単にメモしてました。
ここで問題にまったく歯が立たない場合は、1週目は問題と解答解説を精読する感じで回してください。
6単元×3周×2時間=36時間です。
(2)実技編
問題がきんざいの個人資産相談業務であれば11題程ありますので、1題20分で3回づつ解いてください。
※できなかった問題は後で見てすぐわかるようにしておいてください。
私は「1-×、2-×、3-○」みたいな感じで簡単にメモしてました。
これも1周目は厳しそうでしたら精読するだけでも構いません。
11題×3周×20分=11時間です。
【7】過去問
このサイトが無料ですし解答解説も詳しくておすすめです。
私は、問題はきんざいのHP
↓↓↓
から過去6回分プリントアウトし、
解答解説はこのサイトを参照しました。
↓↓↓
2級FP過去問解説(1級と3級も解説中!)〜ファイナンシャルプランナー資格の過去問を無料解説〜
過去6回分(2年分)を3周もやれば十分です。
※できなかった問題は後で見てすぐわかるようにしておいてください。
私は「1-×、2-×、3-○」みたいな感じで簡単にメモしてました。
学科が120分、実技が90分ですので、
(1)学科
過去6回分×120分×3周=36時間
(2)実技
過去6回分×90分×3周=27時間
【8】弱点の可視化
ここまでで、
【5】INPUT
24時間
【6】OUTPUT(1周目はINPUT)
(1)学科編
36時間
(2)実技編
11時間
【7】OUTPUT
(1)学科
36時間
(2)実技
27時間
134時間です。
残り時間は...
150時間ー134時間=16時間です。
このあとは、弱点の可視化です。
【6】と【7】で一回でも間違えた問題をもう一度解いてください。
ここでまた間違えた問題があなたの弱点です。
これから先はこの弱点のみを本試験場で「テキストを片付けてください」と試験官に言われるまで何度も何度も繰り返しひたすらループしてください。
私は上記のサイトの問題と解答解説をコピペしてA4用紙にまとめて持ち歩いていました。これが弱点チェックリストとなります。
参考までに必ず押さえておいて欲しい計算式をピックアップしておきます。
・金利と利回り
・債券の利回り
・株式投資指標
・退職所得と退職所得控除額
・公的年金等控除額
・建ぺい率、容積率
・譲渡所得の計算
・贈与税の計算
・生命保険の非課税限度額
・相続税の計算
・土地建物の相続税評価額
最後にきんざい個人資産相談業務の実技編で絶対に押さえておいて欲しい論点を挙げておきます。この論点は受験資格だと捉えて特に意識してマスターしておいてください。
◆ライフプランニング
・老齢給付の概算見込額や老齢厚生年金、在職老齢年金の計算
・住宅ローンと国の教育ローン
・6つの係数
◆金融資産運用
・金融商品販売法と消費者契約法
・債券の利回り
・投資指標計算
◆タックスプランニング
・所得税
・源泉徴収票
・損益通算
◆不動産
・不動産の見方
・建築基準法
・不動産の譲渡
◆相続・事業承継
・相続財産の評価
・小規模宅地等の特例
・自社株評価
【9】ステップアップ
FP2級で勉強した知識は、色々と他の資格にステップアップするベースとなります。FP1級は当然ですが、宅建士や社労士とも重ねっている論点が多々ありますので、これらの資格の試験勉強をしていく上で有利に働くはずです。
私の合格体験記をご紹介しておきますので、興味のある方は是非ご一読いただけるとうれしいです。
(1)FP1級
◎FPの最高峰
◎面接対策
(2)宅建士
◎屈指の人気資格
↓↓↓
◎宅建士に関する相談
(3)社会保険労務士
◎私の合格体験記
◎社労士に関する相談
以上が、FP2級(ファイナンシャル・プランニング技能士2級)に最短最速(6週間)で独学で確実に合格する勉強法でした。
いかがだったでしょうか?
この記事を見たタイミングが本試験まで6週間もない方は、一日の勉強時間を増やしたり、各項目の回転数を(3周を2周とかに)減らして調整してみてください。
どちらにしても一番重要なのは、【8】の弱点の可視化です。【5】【6】【7】はこれをやるための準備でしかありません。
そのことを肝に銘じてやってみてください。そうすればほぼ間違いなく合格できると確信しております。
末筆になりましたが、
みなさんの合格を心よりお祈りしております。
本試験日直前には、解答速報や自己採点等の試験前後の流れについての記事を公開予定ですので、是非またそこでお会いできればと願っております。
もしよろしければまたお越しください!
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