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就活の採用選考で「ブラック社員予備軍」とフラグを立てられないために

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企業は「ブラック社員予備軍」を採用することほど恐れているというか回避したいと考えていることはありません。生涯年俸は2億円を上回っているにも関わらず、社員を解雇することは簡単にできないというか非常に面倒臭く、労働者は驚くほど手厚くその身分を守られています。即ち一度採用されてしまえば、ブラック社員であってもクビになることがほぼないのが今の日本の労使関係なのです。そんな環境の中で企業が「ブラック社員予備軍」を採用しないことに心血を注ぐのは想像に難くありません。

 

ではブラック企業というワードはよく耳にしますが、ブラック社員とはどのような社員のことを言うのでしょうか。その具体的なマイナスの行動パターンを挙げてみます。みなさんの周りにも少なからず生息しているのではないでしょうか。

 

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ブラック社員の具体的な行動パターン

  • 自分勝手に無駄な生活残業をする
  • ズル休みや遅刻早退等サボることが巧み
  • 指示命令系統に一筋縄では従わない
  • 法律を自分勝手に解釈し都合よく盾に取る
  • 労働基準監督署に駆け込むことに抵抗がない
  • 成績が上がらない割ににその言い訳だけは天下一品
  • 対外的に機密情報を安易に漏らす
  • 仕事もしないでインターネットなんかをしまくり
  • 仕事してるアピールで見苦しいほど忙しいフリをする
  • 自分を守るために誰かを容赦なく叩く
  • 全く能力がなく甚大なミスを連発する
  • 不潔でそこにいるだけで周りの気分を害する

 

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ブラック社員に共通するベースとなる共通項

  • 何かを不自然に守ろうとして囚われている
  • つまらないことに対しても執着心が強い
  • 自己防衛、自己保身が以上に強く巧み
  • 要求レベルが実力以上に高い
  • ミス、間違いを認めないしそのことに鈍感
  • マイナス思考
  • 基本的に被害妄想
  • 依存心が強い
  • 自己評価が高すぎる
  • 責任感がなく人のせいにするのは朝飯前
  • 勉強はほとんどしない
  • 指示されてもすぐに動こうとしない
  • 高圧的な態度や斜に構えた態度

このようなブラック社員に将来なる確率が高い「ブラック社員予備軍」を採用するかしないかは企業が将来繁栄していけるかどうかの分水嶺であることは間違いないところです。即ち、採用選考で「ブラック社員予備軍」かどうかを見極めることは企業の命運を分けるといっても過言ではないのです。

 

しかしながら採用選考時もあからさまに聞いていいことと聞いてはいけないことのガイドラインが厚生労働省から次のとおり出ています。

 

面接で質問してはいけないこと

 

◆本人に責任のない事項

  • 本籍、出生地
  • 家族に関すること(職業、健康、学歴、収入 等)
  • 住まいに関すること(自己所有、賃貸、部屋数、間取り 等)
  • 生活環境、家庭環境

◆本来自由であるべき事項

  • 宗教
  • 支持政党
  • 人生観、思想、信条
  • 尊敬する人、座右の銘
  • 社会運動(労働組合、学生運動、消費者運動)
  • 愛読書、購読新聞

 

企業はこれらのことを面接で聞くことは基本的にNGなのです。ではどのようにして企業はその応募者が「ブラック社員予備軍」なのかどうかを見極めているのでしょう。そのフィルターとしているポイントをいくつか紹介します。

 

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ブラック社員予備軍かどうかのチェックツール

 

1.健康診断書の提出

健康障害は入念にチェックされます

メンタルヘルス対策はプライオリティが非常に高い

 

2.源泉徴収票の提出

前職の年収詐称は入念にチェックされます

自分をいたずらに高く売ろうとしても見破られてしまう

 

3.退職証明書の提出

前職の退職事由は入念にチェックされます

転職の常習者はとにかく茨の道

 

4.職務経歴書の提出

実務詐称は入念にチェックされます

経験不足や能力不足があぶりだされる

 

5.資格証明書の現物の提出

学歴詐称や資格詐称は入念にチェックされます

学歴と資格は詐称するとほぼ解雇事由となりうる

 

6.運転経歴証明書の提出

過去の事故歴や交通法規への意識は入念にチェックされます

自分の事故パターンが露わになる

 

7.保険証券の提出

コンプライアンス意識や責任感の有無は入念にチェックされます

自賠責保険や任意保険の提示が迫られる

 

8.年金手帳や雇用保険関係書類の提出

規範意識や職歴詐称は入念にチェックされます

履歴書の経歴と有無を言わさず突合される

 

9.辞めた会社へのヒアリング

職歴詐称や退職事由詐称や前職での働き方は入念にチェックされます

直接電話して前職に聞くのはよくあるケース

 

10.キラキラネームへの警戒

家庭環境や親の意識は入念にチェックされます

企業から見ると揉める確率が高く要注意

 

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このようなフィルターで企業は「ブラック社員予備軍」かどうかのフラグを立てています。企業もブラック社員をいかにして採用しないで済ませるかということは経営に直結することなので極めて重要なテーマと位置づけています。悲しいことにホワイト企業というか優良企業であればあるほどその傾向は顕著と言えます。言わずもがな企業も上記のようなフィルターをかけることによってでき得る限る採用事故というか「ブラック社員予備軍」の採用を防ぎたいと血眼になっています。

 

就職活動をしているみなさんに必要以上に不安を煽るつもりは毛頭ありませんが、就活生はもちろんのこと中途の就職活動を行っている方も含め、最悪これくらいのレベルは企業がチェックをかけてくる可能性がなくはないことを意識しておいても損はないでしょう。

 

就職活動はある意味企業との勝負です。勝負は丸腰では絶対に戦えません。今日のこの記事が就職活動を戦っている戦士の精神的な武器となり、就職活動という勝負に修理することのお役に立てれば幸甚です。

 

すぐにばれる嘘はおすすめしないが、企業の手の内を知ることによって可能な限り自分を盛れるだけ盛ってセルフプロデュースし、「ブラック社員フィルター」を上手に避けて、自他ともに認めるホワイト企業に採用されちゃおう!