世の中のはたらくみなさんいかがお過ごしですか?
今日は日曜日ですがそろそろサンデーブルーになっている頃ではないですか?
明日からまたお仕事ですが、仕事に疲れたり、行き詰まったり、悩んだりしていませんか?
そんなみなさんの心を少しでも元気にし、心をラクにしてくれそうな故事ことわざや言葉なんかを今日は集めてみましたので是非読んでみてください。
今日この記事を書こうと思った経緯として・・・
先日このエントリーがバズっていたので私も読ませていただきましたがとても面白く、何故か心が楽になりました。
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このエントリーほどの素晴らしいセンスは出せませんが、私なりに「和」な感じでやってみました。(勝手に載せて申し訳ありません。本当に素晴らしいエントリーでした。)
いかがでしょうか...
- 1.青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
- 2.羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
- 3.雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 4.犬も朋輩鷹も朋輩(いぬもほうばいたかもほうばい)
- 5.殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
- 6.得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)
- 7.禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
- 8.枝を矯めて花を散らす(えだをためてはなをちらす)
- 9.他山の石とする(たざんのいしとする)
- 10.艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)
- 11.運根鈍(うんこんどん)
- 12.天は自ら助くるものを助く(てんはみずからたすくるものをたすく)
- 13.伏すこと久しきは飛ぶこと必ず高し(ふすことひさしきはとぶことかならずたかし)
- 14.春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む(しゅんぷうをもってひとにせっししゅうそうをもってみずからをつつしむ)
- 15.知らざるを知らざると為す是知るなり(しらざるをしらざるとなすこれしるなり)
- 16.千人の諾々は一士の諤々に如かず(せんにんのだくだくはいっしのがくがくにしかず)
- 17.怒れる拳笑顔に当たらず(いかれるこぶしえがおにあたらず)
- 18.士は己を知る者の為に死す(しはおのれをしるもののためにしす)
- 19.握れば拳開けば掌(にぎればこぶしひらけばてのひら)
- 20.窮すれば通ず(きゅうすればつうず)
※言葉の意味は「ことわざ辞典」を引用させていただきました。
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1.青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
青色の染料は藍から採るが、染料のほうが原料の藍より青いという意。弟子が師より優れていることのたとえ。
マネージャーは自分より優れている部下を育成することが重要なミッションです。マネージャーは部下の成長に嫉妬したり足を引っ張ったりせず、部下が自分を超えていくことに喜びを感じましょう。また部下は上司を超えることが究極のご恩返しだと思ってガンガン仕事を覚えましょう。
名選手が名監督になるわけではない
2.羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
あつものは野菜や魚肉を入れた熱い吸物。なますは酢で味つけした冷たい料理。熱い料理でやけどをした者は、なますも吹いて冷まそうとするということから、前の失敗に懲りて必要以上の無益な用心をするたとえ。
仕事で一回でもミスをしてしまうと萎縮してしまいもう二度と同じミスはしたくないと過剰に用心深くなってしまうものです。その結果その仕事に対して苦手意識を持ち、無意識に逃げるようになってしまいます。それではいつになっても成長できませんので失敗を恐れず繰り返し繰り返しチャレンジし苦手な仕事も自分のものにしてしまいしょう。
若い自分に与えられている仕事は大部分失敗してもいい仕事
3.雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
雨垂れであっても、長い年月の間には、石に穴を開けることができるように、微力であっても、根気よく続ければ大きな成果を得られることのたとえ。
どんな仕事でもすぐに成果が表れてくるものばかりではありません。新入社員(若手社員)のときはその傾向が特に顕著です。でも根気強く愚痴らず弱音を吐かず手を抜かずに取り組んでいれば間違いなく成功に繋がるものです。
下積みの地味な仕事があなたを磨く
4.犬も朋輩鷹も朋輩(いぬもほうばいたかもほうばい)
朋輩は主や師を同じくする仲間という意味。鷹狩りの時には犬は下働きであり鷹のほうがずっと格が上である。しかしどちらも同じ主人に仕える仲間であるということ。役目や地位が違っても同僚としての義理があることをいう。
仕事をしていく上で同僚と考え方が違ったり相性が合わないことはよくあることです。でもそんなことでいちいち腹を立てていたりいがみ合っていては何一ついいことはありません。同じ職場で働いている以上たとえ役割や役職が異なっていても仲間であり同志なのです。どうせならお互い仲良くやっていきましょう。
腰の低さは万年新入社員でいきましょう
5.殷鑑遠からず(いんかんとおからず)
殷の国民が鑑(かがみ:手本)とするべきは、遠くに求める必要はない。すぐ前の時代の夏の国の滅亡がよい戒めであるという意味。失敗の前例は身近にあることから、それを見て手本とせよ、ということ。殷も夏も中国古代王朝の名。
自分が何か失敗をした時は自分ひとりであれこれ悩んでいるよりは、身近な先輩や上司に相談してみてください。先輩や上司も同じような失敗を過去経験している事がとても多いです。そこで実践から導き出されたリアルなアドバイスを受けることで同じような失敗を以後避けることができるはずです。
上司は相談してくる部下にしか仕事を任せない
6.得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)
順風のときに帆を上げれば船は快調に走る。このことから、待ち受けた好機の到来を利用して得意な分野で自分の力を存分に振るうことのたとえ。
人は誰しも得手不得手(得意不得意)があります。自分の得手不得手を認識しておくことは成長する上で非常に大切なことです。不得手のことを克服することも必要ですが、得意なことをどんどん磨いて伸ばしていくことが成長の基本です。自分の得意な仕事を任されたときはそれをチャンスと捉えて思う存分自分の力を発揮しましょう。
絶対にヒットを打てるストライクゾーンを知っておこう
7.禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
災厄と幸運とは繕り合わせた縄のように表裏一体をなしていて、代わる代わるやってくるものだということ。
いつまでも延々とトラブルやミスなどの災いが続いたりすることもないし、良い事ばかりが続くことは決してありません。そのため、悪い出来事がちょっと続いたからといって落ち込む必要はないのです。逆に良い出来事に対しても過度に有頂天になったりはしゃいだりしすぎないように気をつけなければなりません。
止まない雨はない 明けない夜はない
8.枝を矯めて花を散らす(えだをためてはなをちらす)
枝ぶりを直そうとして、肝心の花を散らしてしまうこと。あまり重要でない欠点にこだわって、かえって致命的な損害を招いてしまうたとえ。
上司は部下の欠点ばかりが目についてしまう習性があります。部下をよくしてやりたい一心で(そう信じたいが...)、欠点を直すことばかりに気を取られ、部下の長所を見落としがちです。本来上司は本人も気づいていないような部下の強みを見つけだしそれを褒めることでその強みをどんどん伸ばし尖らせて欲しいものです。
上司は部下をちょっと盛って褒めよう
9.他山の石とする(たざんのいしとする)
よその山から出た粗悪な石でも、自分の宝石を磨く砥石として役立てることができるの意で、つまらぬ他人の言行でも自分の知徳を磨き向上させるための材料にするというたとえ。
自分の周りにいるすべての人の行動や言行はそれがどんな取るに足らないものだとしても自分を磨くために役立つことができるものです。それが部下や後輩であっても学ぶべきことは少なくありません。他人の不幸や災難も他人事だと思ってまったく関心を持たないのは実に勿体ないことです。
自慢話は大概何の役にも立たないが失敗談は宝の山
10.艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)
人は多くの困難や苦労を乗り越えてこそ、成長して立派な人物になることができるという教え。
企業において出世コースを歩いている人はほぼ例外なく難儀な案件が黙っていても向こうから迫ってくるものです。難しい仕事から逃げるか、意識して向かっていくかで長い仕事人生において埋めることができない大きな差がついてしまいます。仕事できる人になる唯一の方法は難しい仕事をやることだけなのではないでしょうか。
ダチョウ倶楽部の竜ちゃんより先に手を挙げオチを無視してやってしまおう
11.運根鈍(うんこんどん)
成功するためには、幸運をつかむこと、根気よくやり抜くこと、愚直なまでに粘り強くすることの三つが必要であるという教え。
とても泥臭い言葉ですが、結局成功するためにはこの3つが必要であることは異論を挟む余地がありません。正しい方法で、当たり前のことをバカみたいにちゃんとやっていれば(根・鈍)幸運(運)は逃げても逃げても追っかけてくるものです。(正しい方法というのがキモです)失敗しても萎れないで立ち上がってくるような打たれ強さも併せて大切な素養です。
上司が叱りやすい部下になろう
12.天は自ら助くるものを助く(てんはみずからたすくるものをたすく)
天、あるいは神は、他人の助力を頼みとせず自分自身で努力する者に力を貸してくれるということ。
何の努力もせずに神頼みだけしていても成功が天から降ってくることは絶対にありません。なんでもかんでも人任せにするのではなく自ら動いてなんとかしようと試みることが大切です。自分自身で一生懸命努力していれば必ず報われますし天も味方してくれるはずです。
成功を掴むことができる人間になるための権利を先ず取ろう
13.伏すこと久しきは飛ぶこと必ず高し(ふすことひさしきはとぶことかならずたかし)
長いあいだうずくまって力を蓄えていた鳥は、いったん飛び立てば必ず高く舞い上がる。力をたくさん蓄えれば大きい成果が期待できる。
下積みが長いお笑い芸人ほど売れている期間も長いそうです。出世の早い人と遅い人がいるのは世の常です。でもレースはゴールを迎えるまで結果は誰にも予測できるものではありません。「役員何人抜きで社長就任」みたいなゴール前で大逆転なんて日常茶飯事です。大切なのはその時期その時期をどう有意義に過ごすかではないでしょうか。
「大器晩成」は誰にでも当てはまる言葉ではないことを早めに知ろう
14.春風を以て人に接し秋霜を以て自らを慎む(しゅんぷうをもってひとにせっししゅうそうをもってみずからをつつしむ)
人に接するには春風のような気持ち良い態度で臨み、自分に対しては秋の霜が身を引き締めるように厳しく慎むべきである。
人は自分には甘く他人にはついつい厳しくなりがちです。そんな習性を戒めて、日頃から自分に厳しくしていれば本当の和やかさで他人に接することができます。仕事も同じです。嫌な仕事でも嫌な顔を見せず爽やかな春風のような態度で前向きに取り組むことができれば自分の成長にもつながりますし、周りの信頼を得ることもできるのです。
好きにさえなれば人なら相手も好きになるし仕事なら上手になる
15.知らざるを知らざると為す是知るなり(しらざるをしらざるとなすこれしるなり)
知っていることと知らないことをはっきり区別し、知らないことを知らないと認めるのが本当に知ることだという意味。知ったかぶりへの戒めとしても使われる。
新入社員や若手社員が絶対にやってはいけないことのひとつが「知ったかぶり」です。自分が何を知っていて何を知らないのかを的確に把握しておかないと、知っている顔をして実は知らないことが一番信用を落としてしまいます。
知らないことより知ったかぶりの方がはるかに愚か
16.千人の諾々は一士の諤々に如かず(せんにんのだくだくはいっしのがくがくにしかず)
人の言うなりに従う千人の者は、自分が正しいと信じることを堂々と主張する一人に及ばないということ。
仕事をする上で人の意見にしっかり耳を傾けるということは言うまでもなく大切なことです。その相手が部下であっても上司であってもそれは同じことです。ただ何でもかんでも無条件に受け入れるというのではあまりに芯がありません。自分の信念のもとにその場面において自他問わず最良の主張をすることができるようになりたいものです。
上司に意見を言えるようになることが上司を裸の王様にしない優しさ
17.怒れる拳笑顔に当たらず(いかれるこぶしえがおにあたらず)
怒って振り上げた拳も、笑顔の相手には拍子抜けがして打ち下ろせないように、高圧的な態度で出てきた相手には、優しい態度で接する方が効果があるという教え。
仕事をする上で同僚が何故か自分に強く厳しくあたってくるということはあるものです。そこで同じように強硬な態度で相対してもお互い消耗し疲弊してしまいます。そんなときは少しだけ大人になって笑顔で優しく接したいところです。相手もその笑顔を見ればおそらく気勢をそがれてしまうことでしょう。
柔能く剛を制す
18.士は己を知る者の為に死す(しはおのれをしるもののためにしす)
立派な男子は、自分の真価を認めて処遇してくれる人のためには、己の命を捨てることも惜しまないということ。
企業内の人間関係において、自分の仕事や役割が直属の上司に認められているかどうかは最も重大なことです。どんな地味な仕事をしていたとしても上司がそれをよく見ていてくれていてさらに会社に評価されればそれ以上うれしいことはありません。そうなればその部下は黙っていても最善を尽くし組織のために尽力するようになるものです。
世界中でだれかがひとり見てくれていればそれだけで頑張れる
19.握れば拳開けば掌(にぎればこぶしひらけばてのひら)
同じ手でも人を殴る拳ともなれば、人をなでる掌ともなる。心の持ち方一つで同じものがいろいろ変わるたとえ。
仕事も心の持ち方で大きく成果は変わってきます。その対象は営業であれば自社の商品やサービス、マネージャーであれば部下、新入社員なんかは自分自身かもしれません。せっかくいいポテンシャルを持っているものでも、それを動かしている人が悪いイメージを持っていればそのいい素材も光らないのは当たり前のことです。すべてを支配するのは心の持ち様なのです。
ルーキーズの第一話に登場した名言なんだ...
20.窮すれば通ず(きゅうすればつうず)
最悪の事態に陥ってどうにもならなくなるとかえって活路が開けるものだということ。絶体絶命だと思うような状況でも案外解決の道はあるものだということ。
仕事をしていると大きなトラブルが発生し万事休すという状況に陥ることがまれにあります。そんな土壇場に立たされても逃げずに自分の出来ることをやり尽くすことが大事です。そうしていれば突然形勢が逆転し一瞬にして解決に向かうことが実際あるのです。とことん健闘したことの恩恵なのかもしれません。
「人間万事塞翁が馬」の方がもしかしてかっこいい?
以上です。
できるだけ手垢のついていないものを集めたつもりです。
仕事に疲れたり、仕事で行き詰まった時や悩んだ時に噛み締めていただいて元気になって欲しいと願って紹介したのですがいかがだったでしょうか?
少しは元気が出ましたか?
それでも元気が出ないときは仕事休みましょう!
そんな気分なのはあなただけではありません。
思い切って休んで気持ちを切り替えてから出社しましょう。
体を壊してもだれも責任をとってくれませんし、休めば新しい意欲が沸いてくる場合もあります。
だから疲れたら休んでください。
それがサンデーブルーあるあるなのです。
最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました。
◎語彙力