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【離婚したい...】でもその前に子供のいる方は読んで欲しい協議離婚の切ない和解条件を読んで思い出した悲しいエピソード

 

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今日の朝スポーツ新聞を読んでいると、こんな記事を見かけました。

↓↓↓

www.sanspo.com

 

この記事によると、高橋ジョージ・三船美佳の間で丸1年続いた離婚裁判が、29日に東京家裁で行われた和解期日の話し合いで、協議離婚に加え長女の親権を三船が持つことで和解したそうです。それを受けて三船が訴えを取り下げ離婚届を都内の区役所に提出したが、和解条件の中に高橋にとっては切ない現実が含まれていたとのことです。

その切ない現実とは...

 

複数の関係者によると、高橋は年に2回、三船側から長女のカラー写真を送ってもらうことで合意。当初は動画のビデオレターにする話も出ていたが、三船側の希望でカラー写真に。今年は4月と8月の2回で、来年以降は1月と8月の2回となる予定という。

 

 

 

この記事を読んで、二人の娘の父親でもある私は何とも言えない複雑な気持ちになりました。

と同時に、数か月前参加したセミナーで講師の方がお話しになられていた「切ない話」を思い出してしまいました。

 

そのセミナーは「傾聴することの大切さ」みたいな内容で、講師の方が「傾聴」の題材として「自分の親友の離婚にまつわるエピソード」をお話しになっていました。

 

記憶も曖昧ですし、私の文章が甚だ稚拙なので、講師の方がお話しになられていた内容が巧く伝わるかどうか不安ですが、ご紹介してみたいと思います。

 

 

 

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その講師はおそらく40歳前後だったと思いますが、この悲しいエピソードはその方が親友とある焼き鳥屋でさしで飲んでいた時に親友から聞いたお話だそうです。

 

その親友(父親)は一人娘が小学校に上がる前に離婚したそうです。

そのため約10年以上娘に会っていなかったそうなのですが、10年以上の時間が経過し別れた妻も冷静になったのか、やっと娘と二人きりで会えることになったそうです。

離婚以後は、娘に会うどころか写真すら一度も見ていなかったそうです。

(別れた妻からは一枚の写真さえも送ってもらえなかったそうです。)

娘は早いものでもう高校生になっていたそうです。

その娘とある喫茶店で待ち合わせをし、10年ぶりの再会を果たしたそうです。

娘は我が子ながらびっくりするほどかわいらしい少女に成長していたそうです。

父親と娘は真正面に向き合って喫茶店の席に座ったそうですが、しばらくの間娘は悲しい顔でうつむいたまま無言だったそうです。

父親も娘に何も声を掛けられなかったそうです。

15分ほどの沈黙の後、娘が堰を切ったかのようにしゃべり始めたそうです。

『父親がいなくてさみしかったこと』

『父親参観が嫌で嫌で仕方なかったこと』

『親友と思っていた友だちが陰で「あの子は父親がいない可哀そうな子だ」と不愉快な噂話をしていたことを知っていたけれど知らないふりをしていたということ』

などなど、止まることなく父親に対して恨み節ともいえる辛辣な言葉の数々をぶつけてきたそうです。

父親はその娘の訴えを、滝のように流れ落ちてくる涙を拭う事もせず、ただただ無言で、全身で受けとめたそうです。

そのとき父親は絶対に弁解しなかったそうです。

言い訳をしたい気持ちを懸命に抑え、ひとことも言葉を発することなくただただ娘の言葉を受け止めたそうです。

(ここが傾聴セミナーのキモなのでしょう...)

『お父さんとお母さんには子供にはわからない苦しみがあった』

とか、

『お父さんはお前と離れたくはなかったがどうしてもお母さんがそれを許してくれなかった』

などの弁解が、のど元まで出かかったそうですが止めておいたそうです。

娘を女手一つで育ててきた妻、娘の今の唯一の拠り所である妻を下げることになると思ったからだそうです。

また娘も大好きなお母さんのことを悪く言われるのは耐えられないだろうと思ったからだそうです。

娘は父親をひとしきり罵った後で喫茶店から駆け出すように出て行ってしまったそうです。

父親は慌ててお勘定を済ませ、娘の後を追ったそうです。

店から少し離れたところで娘は立ち止まってしくしくと泣いていたそうです。

父親は娘のそばに駆け寄り、泣いている娘にそっとハンカチを差し出したそうです。

そして、

「これで涙をおふき、今日は会いにきてくれて本当にありがとう。」

と自分の頬を伝う溢れだす涙を拭うこともなく伝えたそうです。

娘はハンカチも受け取らず、また振り返ってとぼとぼと歩き始めたそうです。

父親は放心状態でその娘の背中を見送っていたそうです。

10メートルほど歩いたところで、娘が急に振り返って泣きながら走って父親に駆け寄ってきたそうです。

そして父親に抱きつき、ダムが決壊したかのように大号泣を始めたそうです。

父親と娘はしばらくきつく、きつく抱き合い、人目も憚らずただただ泣いたそうです。

父親はそのとき離婚したことを、体がよじれるほど後悔したそうです。

 

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講師の話はここで終わりました。

講師は傾聴することの大切さをこのエピソードを通じて教えたかったのでしょう。

でもこのエピソードの中には傾聴の大切さだけでは済まされない人間模様が映し出されています。

この話を聴いていて、私は思わずもらい泣きしてしまいました。

 

 

 

人それぞれ立場も違えば、都合も違いますので軽々しく離婚の是非について言及することはできませんが、離婚が子供に大きな影響を与えることは言うまでもありません。

子供を真ん中に置いての、親権がどうしたとか、養育費がどうしたということは、複雑な案件であることは容易に想像できます。

こんな子供をも巻き込む親の離婚は、子供にとっては人生においてまったく必要のない出来事なのではないでしょうか。

 

今回高橋・三船の離婚報道の中で、お二人が決めた「父親と娘の今後の関係性」に関する和解条件を読んで、この講師のエピソードをふと思い出してしまいましたので衝動的に紹介させていただきました。 

不愉快に感じる表現等ございましたら何卒ご容赦ください。

 

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