先日過去最大級の夫婦喧嘩が勃発しました。
その火に油を注ぐことになることを恐れつつこの記事を書いています。
私はおととい妻と過去最大級の夫婦喧嘩をし、その後戦場をLINEに移してそのバトルは翌日まで続きました。
原因はほんの些細な金銭的なことからはじまったのですが...
妻「この支払いまだしてなかったの」
私「最近やりくりが大変なんだよ」
妻「最初から分かっていた支払いじゃない」
私「色々と新しい支払いも増えてきて毎月本当に大変なんだよ。こうならない為にも起業してもっと稼ぎたいって言ってるんだ。それもこれも君が脱サラを許してくれなかったからだよ」
妻「何言ってるのよ、私のせいにしないでよ!」
その後はしばらくお互い口論が続きました。
翌日のLINEでは私の起業のことだけでなく、子供のことやお互いの親のこと、日常のお互いの態度にのまで発展してどんどんエスカレートしていきました。
私の最後のLINEでは
「もう我慢の限界だ!」
と書いて送ったほどです。
冷静になると「ちょっとこれまずいかも」と真剣に考えたほどです。
【参考】この記事の中で私はこんなことを書いています。
↓↓↓
◆心のどこかで起業できないことを人のせいにしようとしている
- 妻が反対してくれて実はホッとしている
- 絶対にサラリーマンを辞めない方がいいと起業に反対している親友のことを一理あると感じている
(弱気な心の声)
こんなに私が起業したいと言っているのに人の気も知らないで頭ごなしに反対するのであればもういいよ、やらないよ、諦めるよ、将来あの時勧めておけば良かったって後悔したって知らないよ...
【こう考えるべき?】
起業するもしないも当たり前ですが自己責任です。配偶者や親友はある意味あなたと一心同体です。成功すれば一番喜んでくれる存在である反面、失敗することを最も恐れてている人たちです。そんなかけがえなのない人たちですら反対しているということは多分あなたの成功がイメージできないようなビジネスモデルだと感じたのでしょう。 愛すべき人をクロージングできて始めてスタートラインです。
これを冷静に読み返してみると後ほど散々出てきますが私って奴は本当に情けない男です。
昨日はそんなとんでもない精神状態で、前々から決まっていた友人との飲みの席に向かいました。そこで私の友人が会社の先輩を連れてきていて、その方にとても心が穏やかになるアドバイスをいくつかいただきましたのでご紹介したいと思います。
(ちなみにその方は企業でメンタル不調の社員のカウンセラーみたいな仕事をしているそうです。やっぱりそういうポジションを立派に遂行している方違うなと痛感させられました。)
夫婦喧嘩を未然に防ぐ心構えにもなりますし、すでに勃発してしまった夫婦喧嘩を早目に鎮静化させる心構えにもなりそうですので是非参考にしてみてください。
目次
- 1.「に」と「と」の違いをしっかり意識する
- 2.相手に99%思いを吐き出させる
- 3.相手の主張を前のめりに肯定する
- 4.過去のことは鉄の扉でシャットアウトする
- 5.縁をバカにしない
- 6.2人(夫婦)の関係はブックエンドのようなもの
- ★泣ける記事「離婚は子供を巻き込む...」
1.「に」と「と」の違いをしっかり意識する
その方に、「簡単に経緯を教えてください」と言われたので、私が「妻が金銭的なことで不満を漏らしたので、妻に私の起業を許してくれなかったからだよって言ってやりました。」と説明したところ、「妻に」の「に」にすべての原因があると指摘を受けました。
その方曰く「に」には相手を上から見ている、押さえつけようとしている私の深層心理があらわれているそうです。一方「と」には、相手と対等の立場であるという感覚がないと出てこないのだそうです。私の説明が「妻が金銭的な不満を漏らしたので、妻と話し合いました。」となっていれば何事もなかったのでしょう。
【離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩を未然に防ぐ・早目に鎮静化する方法】
相手を上から押さえつけようとするのではなく、相手と対等の立場をキープすることがたいせつ
2.相手に99%思いを吐き出させる
その方に、「奥さんにすべて吐き出させてあげた?」と聞かれ「全然です」と答えるしかありませんでした。とにかく相手の思い(考えていることを)を極限まで吐き出させることが(特に女性に対しては)たいせつだそうです。それも適当に受け流すのではなくきちんと相槌を打ちながら、真剣に耳を傾けなければならないそうです。時には「もう少し具体的に説明して」とか「もしかしてこういうこと」とかの質問を交えて相手の話を全面的に聞くことが必要だそうです。
女性は(男性の私も同じですが)自分の思いを吐き出すことでかなり楽になるみたいですし、妻も悩み(特に子育てに関する悩み)を共有して欲しいと今回何度もLINEで訴えていました。私がもっと真剣に妻の話を引き出してやっていれば最後の最後には「じゃあどうして行く?」と妻の方から言ってきてくれたのかもしれません。
【離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩を未然に防ぐ・早目に鎮静化する方法】
腹の中に溜まりに溜まったマグマのようなものを吐き出せば一転して気分爽快、前向きな会話ができるようになる
3.相手の主張を前のめりに肯定する
その方に、「相手の主張(意見)に全面的に立ち向かっていてはいつまでたっても平行線で何も解決しませんよ」と言われました。相手の言っていることに納得できない、賛同できないとしても盾と矛のようにガチンコで相対していてはドンドンお互い心を閉じるばかりだということのようです。
相手の気持ちに立って、相手をリスペクトし、相手の側に回って物事を見なければならないと言われました。コーヒーカップのスプーンがこちらから見ると右側にあったとしても相手側から見れば左側にあるのです。相手の側に回って左側にあることを確認することも時にはしなければならないのですね。
余談として、お酒をやめられない人にたまには休肝日を取らせるためには、「お酒やめなさい」とガミガミいうだけではなく、飲むと決めた日はお酌をしてあげて楽しく飲ませてあげれば、ある日突然「今日は飲むの止めておく」と言ってきたりするものらしいです。なんとなくホッとするいい話ですよね。
【離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩を未然に防ぐ・早目に鎮静化する方法】
相手の視点に立ってトラブルの本質を見れば違ったものが見えてくる
4.過去のことは鉄の扉でシャットアウトする
その方に、「昔話を奥さんにして気分が晴れましたか?」と聞かれ、自分がどんなに小さい人間か思い知らされ穴があったら入りたい心境になりました。その方曰く、その時その時のライブで起こっている事だけが重要なのであって過去のことを持ち出して話してもそれは、相手をやっつけようとしているか、自分を避難させようとしているかのどちらかでしかありえないとのことです。今回の私はまさに両方だったのかもしれません。
その方にこんなことを強調して言われました。「過去をリセットするとか、過去を忘れるとかそんな甘いものではない。過去あったことは事実は事実なので消せないかもしれないけれど、どうか鉄の扉の中に閉じ込めて鍵をかけておきなさい。」これを聞いて私は過去に対して鉄の扉を締める決意をしたのです。
【離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩を未然に防ぐ・早目に鎮静化する方法】
過去のことを持ち出して議論してもそれは相手を攻撃するか自分を擁護することにしかならない
5.縁をバカにしない
その方に、「奥さんと出会う確率ってどれくらいだかわかりますか?新宿駅で毎日奥さんを探すとしたらどれくらいかかると思いますか?お休みの日に新宿駅に一日歩き回って知ってる人に会ったことありますか?」と聞かれました。
確かに今世界には70億人以上の人が生きています。簡単に言うと私と妻が出会う確率は70億分の1なのです。今新宿駅は毎日49万人ほどの人が乗り降りしているそうなのですが、その全員と顔を合わせたとしても、70億人に会うためには約40年かかるのです。気の遠くなるような話ですが「こんな天文学的な確率をクリアして出会った縁なのですから大事にしてください」と言われ、身が引き締まる思いでした。
【離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩を未然に防ぐ・早目に鎮静化する方法】
お互い70億人の中から男と女の代表として出会った縁をたいせつにしなければならない
6.2人(夫婦)の関係はブックエンドのようなもの
その方に、「夫婦ってブックエンドみたいなものですよ」といわれて最初何のことか理解に苦しみました。もう少しお聞きすると、「ブックエンドは両側から同じ力で同じ方向で本を挟まないと本は崩れてしまうでしょ。夫婦も同じです。夫婦なんて所詮赤の他人なのですから、同じ力で同じ方向を向いて支え合わなければ中身は簡単にぐちゃぐちゃに崩れてしまうのです。」という説明でした。これには本当に感動しました。
確かにブックエンドは少しでも斜めを向いてしまうと機能しません。夫婦の支え合いもまったく同じですよね。アイキャッチにしたような画像のように仲睦まじく背中合わせに穏やかに座り続けられる夫婦でありたいものです。
【離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩を未然に防ぐ・早目に鎮静化する方法】
夫婦は同じ方向を同じ力の強さで支え合わなければあっという間に崩れてしまう不安定なものである
いかがだったでしょうか。
以上が離婚にまで発展しかねない夫婦喧嘩の原因(元凶)と早目に解決する(仲直りする)方法でした。
私は過去最大級の夫婦喧嘩をしているときに今日色々と言葉をかけていただいたこの方に出会えて本当に良かったと思っています。
これも縁なのかもしれません。
でも妻からのLINEはいまだ届かない...
最後に、夫婦喧嘩のとき言ってはいけない禁句を見つけましたので貼っておきます。
参考にしてみてください。
妻に言ってはいけない夫婦喧嘩の禁句10選
・家事は楽だと言う決め付け
・自分だけが仕事をしているというニュアンスの言葉
・自分だけが疲れているかのような発言
・自分のおかげで家計が成り立っているという発言
・母親と比べる発言
・子育ては母親の仕事だという決め付け
・家庭のことを何も考えていないような決め付け
・すべて仕事のせいにする
・家事に対する不満
・食事に対する不満
★泣ける記事「離婚は子供を巻き込む...」
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