唐突ですが私は後何年生きられるでしょうか?不吉なことを言うようですが、私はなんとなく長生きできないような気が少ししています。家族のためにもそんなことはあってはならないのですが、私の父親も若くして亡くなりましたし、自分の健康診断の数値も決して褒められたものではないのでそう感じています。
その要因のひとつとして(本当に宜しくないと自覚しているのですが…)欲求の赴くままに食べたいものを食べたいだけ食べ、飲みたいものを飲みたいだけ飲んでいるということが挙げられます。ちょっと大袈裟に言うと今日まで食べること、飲むことにできるだけ妥協せずに生きてきたような気がします。
そんな私がふと自分の最期を迎えた時に「あの店のあの一品をもう一度食べたかったなあ」とベッドの上で思い浮かべそうなメニューを絞りに絞って10品挙げてみました。その一品一品は思い出がたくさん詰まったかけがえのないものばかりです。(死ぬ前にもう一度食べたいという前提ですので、直近一年以上食べてないものに限定しました。)
「人は死の直前に食べ物のことなんか考えられるのか?」という疑問をお持ちになる方も少なからずいらっしゃると思います。でも私の父親が病院のベッドの上で意識がなくなるちょっと前に、(食べ物など喉を通る状況ではなかったのですが…)「ソースがべったりかかったアジフライが食べたい」と言ったことがどうしても忘れられません。その時私は涙をこらえながら一口も食されることのないアジフライを探し求めて病院から駆け出したことを昨日のことのように思い出されます。
★父親のこと少々
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ちょっと暗い話になってしまいましたが、それくらい死の直前まで食べることの欲求を失わない人は存在するということを実感しています。多分私もそのうちの一人になるはずですので元気なうちにこの記事を備忘として書いておこうと思いついた次第です。
自分の寿命を知った日にこの記事を読み返す余裕があるかどうかは疑問ですが、カウントダウンでこんな至極の一品を食べながらその時を待てれば私のような節制ができないダメ人間にとっては幸せなのかもしれません。
それでは10日前から「最後の晩餐」までの食のラストスパートをお見せします!
- 【前夜】スタミナ苑(足立区鹿浜)
- 【2日前】大和寿司(築地市場)
- 【3日前】だるま本店(すすきの)
- 【4日前】松乃寿司(焼津)
- 【5日前】餃子天国(立川)
- 【6日前】大黒家天麩羅本店(浅草)
- 【7日前】あつた蓬莱軒(愛知)
- 【8日前】かつ半(伊勢佐木長者町)
- 【9日前】MASH(高円寺)
- 【10日前】郷土料理の宿マタエム(御宿)
◆画像は各お店のHPから使わせていただきました。
【前夜】スタミナ苑(足立区鹿浜)
≪最後の一品≫ミックスホルモン
一度食べたら病みつきになる
新鮮という言葉を使うのが恥ずかしいくらい一点の臭みもない
ファーストオーダーで2人前注文していつも店員さんに驚かれる
禁断症状を起こさせる何か麻薬のようなものが入っているとしか考えられない
小渕総理が通ったことでも有名な店
当然寺門ジモンも常連
土日は1時間待ち当たり前だけど腹も立たない
もう明日死んでもいい
【2日前】大和寿司(築地市場)
≪最後の一品≫おまかせにぎりのウニ
築地の行列の寿司屋
朝5時に行っても1時間待ちは当たり前
寿司食って泣きそうになったのはここが初めて
なんでも一貫最後にお好みで好きなものが食べられる
その一貫を迷いに迷うけどいつもウニを食べちゃう貧乏性
市場で飲む朝ビールも胃に沁みる
大将と息子が瓜二つでかわいい
もう明日死んでもいい
【3日前】だるま本店(すすきの)
≪最後の一品≫ジンギスカン(特にお茶漬け)
すすきののジンギスカンの元祖
これを食べるためだけに北海道に行く価値はある
羊の臭みなんか無縁の世界
肉厚で柔らかくて牛でも豚でも鳥でもない歯ごたえ
最後にタレとほうじ茶をかけたお茶漬けは感動で茶碗を2度見する
飲んだあとに締めで食べる人がたくさんいる(3時まで営業)
雪の深夜に食べるとテンション上がってさらにうまい
もう明日死んでもいい
【4日前】松乃寿司(焼津)
≪最後の一品≫てっぽう
ジンドーイカを軽く茹でたもの
中トロすきみ、ネギ、しそ、のりをしゃりに混ぜ込んで
うますぎてこれを永遠に食べ続けていたい
焼津だけにマグロも絶品
駿河湾・三河湾のうまいものが集結
生しらすはおそらく世界一うまい
店のいい仕事しまっせオーラもなかなか素晴らしい
もう明日死んでもいい
【5日前】餃子天国(立川)
≪最後の一品≫にんにく餃子
学生時代プールの監視員のバイトの帰りによく通った
屋号も今日のテーマにピッタリ
にんにくのスライスがごっそり入っていて噛むとシャリシャリ
食べた日から3日間にんにく臭がぬけない
皮がパリッというよりニュルっという食感
イカ、タコ、エビ、ポテトなどおすすめメニュー満載
サイドメニューはトマトスライスとぬか漬けだけの潔さ
ライスがないのがちょっと悲しい
もう明日死んでもいい
【6日前】大黒家天麩羅本店(浅草)
≪最後の一品≫天丼(えび1本、きす1本、かき揚げ1本)
浅草の行列必至の天丼
どす黒い色ほどは辛くなくさっぱりしている
油も見た目ほどは重くない
ビールにも酒にも合わないはずがない
二日酔いでもペロッといける
毎回行くと天丼を2杯食し店員さんに驚かれる
アジのたたきもなにげにうまい
もう明日死んでもいい
【7日前】あつた蓬莱軒(愛知)
≪最後の一品≫ひつまぶし
140年継ぎ足し継ぎ足しの秘伝のタレ
備長炭で新鮮なうなぎを焼き上げる
ある意味うな重よりうまいかも
そのまま⇒薬味入り⇒お茶漬けの3パターン楽しめる
薬味のネギ、ワサビ、ノリがダチョウ倶楽部顔負けの絶妙のハーモニー
行列必至がつらいところ
玄関先から店内の佇まいは圧巻
もう明日死んでもいい
【8日前】かつ半(伊勢佐木長者町)
≪最後の一品≫ヒレかつ
箸で切れるどころか目で切れるほど柔らかいヒレカツ
棒状のカツが珍しく、ちょっと変わっていて食べやすい
ソースが自家製、超...独特で最高に美味
付け合わせのポテサラも絶品で丼で食べたい衝動
シジミの赤出汁が肝臓にうれしい
ご飯とキャベツのおかわり自由は当たり前
日本酒にとても合う味わい
もう明日死んでもいい
【9日前】MASH(高円寺)
≪最後の一品≫Cセット(ハンバーグ、エビフライ、白身魚フライ、チキン、ソーセージ)
学生時代高円寺に住んでいてよく通った
学生時代の胃袋に染み付いた味は生涯忘れられない
大好物ばかりを集めていただいた奇跡の究極セット「あざーす!」
目玉焼きがうれしいというのも照れるほどうれしい
店員さんの調理がまったく隙がなく職人芸
お客もこのお店のすべてを愛しているような寡黙なファンが集まる
清潔感溢れる店内は居心地最高
もう明日死んでもいい
【10日前】郷土料理の宿マタエム(御宿)
≪最後の一品≫鮑のつっつき貝
大きな鮑のぶつ切りを鮑の肝と味噌で味付け
貝殻をこんろで焼きながらアツアツを食べる
磯の風味が鼻から抜けなんも言えねえ
刺身も絶品、舟盛り圧巻
メバルの田舎煮は骨までしゃぶりつくしかない
伊勢エビの活造りは甘くてプリプリ
コストパフォーマンスは最高級レベル
もう明日死んでもいい
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以上が死ぬ前にもう一度食べたい(最後の晩餐)あの店のおすすめメニュー10品でした。もしお近くに行かれた際は是非お試しください。
味は保証しますので!
さあ、人間いつ死ぬかわからないので早め早めの行動で今週末は何から食べておこうかな・・・
※死ぬ死ぬ何度も使ってごめんなさい...
【参考】最後の晩餐に食べたいものランキング~マイナビウーマン
Q.あなたが、死ぬ前、最後の晩餐に食べたいものといえば?
第1位 寿司 24.5%
第2位 焼き肉 10.4%
第2位 おにぎり 10.4%
第4位 お味噌汁 8.6%
第5位 ステーキ 6.1%
第6位 ラーメン 3.1%
第6位 すき焼き 3.1%
第6位 カレー 3.1%
※第9位以下略
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